タナハシ・コーツ

タナハシ・コーツ
Ta-Nehisi Coates
バージニア大学でスピーチするタナハシ・コーツ
誕生 (1975-09-30) 1975年9月30日(48歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 メリーランド州ボルチモア
職業 著作家
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
主な受賞歴 全米図書賞ノンフィクション部門(2015)
公式サイト http://ta-nehisicoates.com
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タナハシ・コーツ(Ta-Nehisi Coates、1975年9月30日 - )は、アメリカ著作家

経歴[編集]

メリーランド州ボルチモアに生まれる。父のポール・コーツは元ブラック・パンサー党員で、黒人に関する出版社を経営していた。ワシントンD.C.にある黒人大学の名門校ハワード大学に入学。中退して「作家志望」となる。後にジャーナリストとしてさまざまな雑誌・新聞に寄稿。「アトランティック」誌の全米特派員をほぼ10年間にわたって務めていた。

2014年の同誌のカヴァーストーリー“The Case for Reparations”(「賠償請求訴訟」。『僕の大統領は黒人だった』に所収)でいくつもの賞を受ける。2015年にはマッカーサー基金から天才助成金を受ける。2016年タイム誌の選ぶタイム100(「世界で最も影響力のある100人」)に選ばれる。大統領選挙ではバーニー・サンダースを支持した。

2015年の作品『世界と僕のあいだに』(”Between the World and Me”)で全米図書賞を受賞。ピューリッツァー賞全米批評家協会賞のファイナリストとなる。

ノーベル賞作家トニ・モリスンが「ジェームズ・ボールドウィン亡き後の空白を埋める存在がようやく現れた」と評した。ブロガーとしてもその発言が全米の注目を集める存在である。

マーベル・コミックス社が発行する、黒人スーパーヒーローが主人公となるコミックブックブラックパンサー』の脚本も手掛けている[1]

著作[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Ta-Nehisi Coates - Comics”. Marvel.com. 2018年2月6日閲覧。
  2. ^ 慶應義塾大学出版会-『世界と僕のあいだに』の紹介