スコット・トラヴィス

スコット・トラヴィス
2004年モスクワにて
基本情報
出生名 Scott Travis
生誕 (1961-09-06) 1961年9月6日(62歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
バージニア州ノーフォーク
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
職業 ドラマー
担当楽器 ドラムス
活動期間 1981年 -
共同作業者 Hawk、レーサーXジューダス・プリースト、Fight、アニメタルUSAシン・リジィ、Elegant Weapons

スコット・トラヴィス(Scott Travis、1961年9月6日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州ノーフォーク出身のドラマー。アメリカ合衆国のヘヴィメタルバンド、レーサーXと、イギリスのヘヴィメタル・バンド、ジューダス・プリーストとの兼任で有名である。

概要[編集]

1980年代前半は「Hampton Roads」と呼ばれる地元の地域で有名なドラマーだったが、その後カリフォルニア州へ活動の場を移し、幾つかのバンドを渡り歩き、レーサーXに加入、一躍有名になる。
1990年に、念願のジューダス・プリーストに加入。それまでドラマーの入れ替わりが多かったバンドだったが、ようやく現在まで落ち着いている。また、ジューダス・プリーストのヴォーカルであるロブ・ハルフォード自身のバンド「Fight」でもドラムを叩いており、ロブからの信頼も厚い。ちなみに、ロブが1993年にジューダス・プリーストから脱退した際に、アメリカからのティム・オーウェンズの加入にもアメリカ人同士で携わった。1999年にレーサーXが再結成した際にも、ジューダス・プリーストと掛け持ちで参加。

2023年にはリッチー・フォークナー(ギター、ジューダス・プリースト)、ロニー・ロメロ(ボーカル、マイケル・シェンカー・グループ / レインボー)、レックス・ブラウン(ベース、パンテラ)と「エレガント・ウェポンズ (Elegant Weapons)」を結成し、アルバム『Horns for a Halo』を発表した[1]

また、右利きでも左利きでもドラムを叩ける、両利きのドラマーである。

身長は6フィート6インチ(約198cm)あり、ジューダス・プリーストのメンバーの中でも飛び抜けて大きい。

その他[編集]

若い頃からジューダス・プリーストへの加入を夢見ていて、まだ10代の頃「地元のコンサートホールであるハンプトン・コロシアムの駐車場にドラムセットを組上げてプレイすれば、ツアー中のジューダス・プリーストのメンバーの目に留まるのでは」と本気で実行しようとしていた。また、まだ前任のデイヴ・ホーランドが在籍しているにもかかわらず、バック・ステージまで自分のドラムを録音したテープを渡そうともしたが、結局メンバーの目に留まる事はなかった。

しかし、1989年デイヴが脱退した事を聞いたレーサーXのジェフ・マーティン(ヴォーカル)は、ロブ・ハルフォードにスコットを推挙しオーディションを受ける事になり、念願のジューダス・プリーストに加入した。以前から、スコットの夢を知っていたジェフは、「誰がドラマーを探していると思う?」とスコットに電話したという。

ディスコグラフィ[編集]

Racer X[編集]

  • Second Heat (1987)
  • Extreme Volume Live (1988)
  • Extreme Volume II Live (1992)
  • Technical Difficulties (Racer X album)|Technical Difficulties (1999)
  • Superheroes (Racer X album)|Superheroes (2000)
  • Getting Heavier (album)|Getting Heavier (2002)

Judas Priest[編集]

Fight[編集]

  • War of Words (Fight album)|War of Words (1993)
  • A Small Deadly Space (1995)
  • Mutations (Fight album)|Mutations (half live and half studio remixes from first album, 1994)

Elegant Weapons[編集]

  • Horns for a Halo (2023)

脚注[編集]

外部リンク[編集]