ジャンマリア・ブルーニ

ジャンマリア・ブルーニ
ジャンマリア・ブルーニ（2012年）
基本情報
略称表記	BRU
国籍	イタリア
出身地	同・ローマ
生年月日	(1981-05-30) 1981年5月30日（42歳）
F1での経歴
活動時期	2004
所属チーム	ミナルディ
出走回数	18
優勝回数	0
表彰台(3位以内)回数	0
通算獲得ポイント	0
ポールポジション	0
ファステストラップ	0
初戦	2004年オーストラリアGP
初勝利	-
最終勝利	-
最終戦	2004年ブラジルGP
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ジャンマリア・ブルーニ（Gianmaria Bruni, 1981年5月30日 - ）は、イタリア出身のレーシングドライバー。 愛称はジミ (Gimmi)。

経歴[編集]

カート[編集]

1991年にカートからレースキャリアを始める。1995年には、ヨーロッパ・カート選手権でシリーズ3位。

フォーミュラ[編集]

1997年からイタリアン・フォーミュラ・ルノー・キャンパスに出場し、翌年にはシリーズ1位を獲得。1999年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノーに参戦し、1年目にしてシリーズ1位を獲得。2000年からはイギリスF3にステップアップし、シリーズ5位、2001年は1勝を挙げシリーズ4位に入った。またこの年の秋には、国際F3000の合同テストに参加し、トップタイムを叩き出している。 2002年からはユーロ3000選手権に出場。2003年には、中盤からミナルディのテストドライバーを務めるために欠場を余儀なくされるも、最終的にシリーズ3位に入った。[1]

F1[編集]

2004年、ブルーニは前年テストドライバーを務めていたミナルディからF1デビューを飾る。 しかし同僚のゾルト・バウムガルトナーに対して、予選では11勝7敗と勝ち越したものの、決勝ではバウムガルトナーが非力なマシンで入賞1回を含む3度のTOP10フィニッシュを果たす一方で、ブルーニは最高位14位が3回の入賞ゼロと振るわず、チームもドライバー体制を刷新したため、僅か1年でF1から去ることとなる。

GP2[編集]

2005年はGP2にステップダウン。当初はコローニから参戦し、序盤に1勝を挙げたものの、シーズンが進むにつれて低迷。シーズン終盤にはデュランゴに移籍したものの、流れを取り戻せずシリーズ10位に終わる。 2006年は、この年からGP2参戦のトライデント・レーシングに移籍。2勝を挙げ、シリーズ7位に入る。

GT[編集]

2007年からフェラーリと契約を交わし、FIA GT選手権、ル・マン・シリーズ(LMS)、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)等、耐久レースを中心に参戦。2008年にはFIA GT選手権でGT2クラスチャンピオン(6勝)を獲得。

FIA 世界耐久選手権(WEC)にもLM-GTE Proクラスからフェラーリ・AFコルセで参戦していた。 WECでは2012年から3シーズンに渡ってジャンカルロ・フィジケラ、トニ・バイランダーと共にクラスチャンピオンを獲得しているほか、ル・マン24時間レースでも過去3度のクラス優勝を飾っている。

2017年からポルシェに移籍し、ユナイテッド・スポーツカー選手権(WSCC)に同年第5戦からポルシェGTチームで出走。WECには移籍時の制約もあって2017年シーズンの出走は無かったものの、WSCCの序盤2戦(デイトナ24時間レース、セブリング12時間レース)に出走後、2018-19シーズンからポルシェGTチームより参戦している(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)の2018年シーズンの第2戦にも出走)。

レース戦績[編集]

フォーミュラ[編集]

イギリス・フォーミュラ3選手権[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

ユーロ3000選手権[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

F1世界選手権[編集]

• ^† : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。

(key)

GP2シリーズ[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

グランドツーリング[編集]

FIA GT選手権[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

スパ・フランコルシャン24時間レース[編集]

スパ24時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	周回	順位	クラス 順位
2007年	AFコルセ	ステファン・オルテリ ルイ・アグアス	フェラーリ・F430 GT2	GT2	365	30位	10位
2008年		ハイメ・メロ トニ・バイランダー ミカ・サロ		GT2	550	7位	3位
2009年		ハイメ・メロ トニ・バイランダー ルイス・ペレス・コンパンク		GT2	540	4位	1位
2010年	AFコルセ ALD チーム・ビータフォン	エリック・ヴァン・デ・ポール ベルト・ロンギン トニ・バイランダー		GT2	295	DNF	DNF
2015年	AFコルセ	パシン・ラソウラス ステファン・レメレット アレッサンドロ・ピエール・グイディ	フェラーリ・458イタリア GT3	Pro-Am	531	4位	1位

スポーツカー[編集]

ル・マン・シリーズ/ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

アメリカン・ル・マン・シリーズ[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

インターコンチネンタル・ル・マン・カップ[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

FIA 世界耐久選手権[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• †はシーズンのドライバーズ選手権が懸けられていなかったため、LMGTE Proトロフィーの順位を記載。
• ^* : 今シーズンの順位。（現時点）

ユナイテッド・スポーツカー選手権[編集]

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ (key)。
• ^* : 今シーズンの順位。（現時点）

ル・マン24時間レース[編集]

ル・マン24時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	周回	順位	クラス 順位
2008年	リシ・コンペティツィオーネ	ミカ・サロ ハイメ・メロ	フェラーリ・F430 GT2	GT2	326	19位	1位
2009年	AFコルセ	ルイス・ペレス・コンパンク マティアス・ルッソ		GT2	317	26位	6位
2010年	リシ・コンペティツィオーネ	ハイメ・メロ ピエール・カッファー		GT2	116	DNF	DNF
2011年	AFコルセ	ジャンカルロ・フィジケラ トニ・バイランダー	フェラーリ・458イタリア GT2	GTE Pro	314	13位	2位
2012年		ジャンカルロ・フィジケラ トニ・バイランダー		GTE Pro	336	17位	1位
2013年		ジャンカルロ・フィジケラ マッテオ・マルーチェリ		GTE Pro	311	22位	6位
2014年		ジャンカルロ・フィジケラ トニ・バイランダー		GTE Pro	339	13位	1位
2015年		ジャンカルロ・フィジケラ トニ・バイランダー		GTE Pro	330	25位	3位
2016年		ジェームス・カラド アレッサンドロ・ピエール・グイディ	フェラーリ・488 GTE	GTE Pro	179	DNF	DNF
2018年	ポルシェ・GTチーム	リヒャルト・リーツ フレデリック・マコヴィッキィ	ポルシェ・911 RSR	GTE Pro	343	16位	2位
2019年		リヒャルト・リーツ フレデリック・マコヴィッキィ		GTE Pro	342	21位	2位
2020年		リヒャルト・リーツ フレデリック・マコヴィッキィ	ポルシェ・911 RSR-19	GTE Pro	335	31位	5位
2021年		リヒャルト・リーツ フレデリック・マコヴィッキィ		GTE Pro	343	23位	4位
2022年		リヒャルト・リーツ フレデリック・マコヴィッキィ		GTE Pro	350	28位	1位

デイトナ24時間レース[編集]

デイトナ24時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	周回	順位	クラス 順位
2012年	リシ・コンペティツィオーネ	ジャンカルロ・フィジケラ ラファエル・マトス	フェラーリ・458イタリア	GT	154	DNF	DNF
2014年		ジャンカルロ・フィジケラ マッテオ・マルーチェリ オリビエ・ベレッタ	フェラーリ・458イタリア GT2	GTLM	88	DNF	DNF
2015年	AFコルセ	トニ・バイランダー エマニュエル・コラール フランソワ・ペロード		GTLM	211	DNF	DNF
2016年	SMPレーシング	ヴィクトル・シャイタル アンドレア・ベルトリーニ ジェームス・カラド	フェラーリ・488 GTE	GTLM	557	DNF	DNF
2018年	ポルシェ・GTチーム	アール・バンバー ローレンス・ヴァントール	ポルシェ・911 RSR	GTLM	774	17位	6位
2021年	ウェザーテック・レーシング	ケビン・エストレ リヒャルト・リーツ クーパー・マクニール	ポルシェ・911 RSR-19	GTLM	760	17位	6位

セブリング12時間レース[編集]

セブリング12時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	周回	順位	クラス 順位
2008年	リシ・コンペティツィオーネ	ミカ・サロ ハイメ・メロ	フェラーリ・F430 GT2	GT2	137	DNF	DNF
2009年	アドバンスド・エンジニアリング PeCom	ルイス・ペレス・コンパンク マティアス・ルッソ		GT2	330	9位	2位
2010年	リシ・コンペティツィオーネ	ハイメ・メロ ピエール・カッファー		GT	331	6位	1位
2011年	AFコルセ	ジャンカルロ・フィジケラ ピエール・カッファー		GT	311	15位	5位
2012年		ジャンカルロ・フィジケラ トニ・バイランダー	フェラーリ・458イタリア GT2	GTE Pro	215	EX	EX
2013年	リシ・コンペティツィオーネ	オリビエ・ベレッタ マッテオ・マルーチェリ		GT	333	16位	2位
2014年		ジャンカルロ・フィジケラ マッテオ・マルーチェリ		GTLM	62	DNF	DNF
2018年	ポルシェ・GTチーム	アール・バンバー ローレンス・ヴァントール	ポルシェ・911 RSR	GTLM	328	12位	3位

関連項目[編集]

• モータースポーツ
• ドライバー一覧
• F1ドライバーの一覧

外部リンク[編集]

• ジャンマリア・ブルーニ 公式サイト(イタリア語)

表 話 編 歴 ミナルディ
ヨーロピアン ミナルディ 2001年 - 2005年	主なチーム関係者 ジャンカルロ・ミナルディ ポール・ストッダート ルパート・マンウォリング ジョージ・ライトン サンドロ・パリーニ アンディ・ティリー ロイック・ビゴワ アンドレア・ロチェット ジョン・デイビス ビル・ストーン ポール・クルックス ジョン・ウォルトン（英語版） ローラン・メキース 主なドライバー フェルナンド・アロンソ アレックス・ユーン マーク・ウェバー アンソニー・デビッドソン ヨス・フェルスタッペン ジャスティン・ウィルソン ニコラス・キエーサ ジャンマリア・ブルーニ ゾルト・バウムガルトナー パトリック・フリーザッハー クリスチャン・アルバース ロバート・ドーンボス 車両 PS01 PS01B PS02 PS03 PS04B PS05 主なスポンサー ヨーロピアン航空（英語版） スーパーファンド（英語版） ウィラックス Ozジェット（英語版）
ミナルディ 1985年 - 2000年	創設者 ジャンカルロ・ミナルディ 主なチーム関係者 佐々木正 ガブリエーレ・ルミ フラビオ・ブリアトーレ アレッサンドロ・ナニーニ チェーザレ・フィオリオ ジャコモ・カリーリ アルド・コスタ ガブルエル・トレドッツィ グスタフ・ブルナー ジャン＝クロード・ミジョー 主なドライバー ピエルルイジ・マルティニ アンドレア・デ・チェザリス アレッサンドロ・ナニーニ エイドリアン・カンポス ルイス・ペレス＝サラ パオロ・バリッラ ジャンニ・モルビデリ ロベルト・モレノ クリスチャン・フィッティパルディ アレッサンドロ・ザナルディ ファブリツィオ・バルバッツァ ジャン＝マルク・グーノン ミケーレ・アルボレート ルカ・バドエル ペドロ・ラミー ジャンカルロ・フィジケラ タルソ・マルケス ジョバンニ・ラバッジ 片山右京 ヤルノ・トゥルーリ 中野信治 エスティバン・トゥエロ マルク・ジェネ ステファン・サラザン ガストン・マッツァカーネ 車両 M185 M185B M186 M188 M188B M189 M189B M190 M191 M191B M192 M193 M193B M194 M195 M195B M197 M198 M01 M02 F2車両 GM75 281 281B M283 主なスポンサー SIMOD（英語版） ジルマール・グループ（イタリア語版） アジップ エンケイ コンピュータヴィジョン（英語版） SCM モカドール（英語版） ロイスシーンズ（スペイン語版） フィリップモリス マールボロ シマロン サンヨー R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニー キャメル パイオニア FRaU 東京中日スポーツ ベータ（イタリア語版） メルカトーネ・ウノ（イタリア語版） 神奈川クリニック マレーシア政府観光局（英語版） ロチェス（イタリア語版） 日本たばこ産業 マイルドセブン エイベックス キッカーズ（英語版） フォンドメタル テレフォニカ キルメス・ビール PSN（スペイン語版） 関連組織 スクーデリア・イタリア