ジェイムズ・ラブリエ

ジェイムズ・ラブリエ
James LaBrie
ジェイムズ・ラブリエ(2012年)
基本情報
出生名 Kevin James LaBrie
生誕 (1963-05-05) 1963年5月5日(60歳)
出身地 カナダの旗 カナダ オンタリオ州
ペネタングイシーン
ジャンル ヘヴィメタル
プログレッシブ・メタル
担当楽器 ボーカル
キーボード
ドラムス
パーカッション
共同作業者 ウィンター・ローズ
ドリーム・シアター
マルマズラー
エクスプローラーズ・クラブ
公式サイト www.jameslabrie.com

ジェイムズ・ラブリエJames LaBrie、本名Kevin James LaBrie1963年5月5日 - )は、アメリカプログレッシブ・メタルバンドドリーム・シアターのリードシンガーである。

略歴[編集]

カナダオンタリオ州ペネタングイシーンで生まれる。

シンガーであった父親の影響で、5歳から歌ったりドラムを叩き始める。

10代半ばまでには、歌手またはドラマーとしていくつかのバンドのメンバーとなっていたが、18歳になった1981年には、もっと精力的な音楽活動を追求すべくトロントへと移住。現在もトロントで、妻Karen、娘Chloe、息子Chanceと共に住んでいる。

1984年から、ボイストレーナーとして有名であったローズマリー・パトリシア・バーンズに師事。様々なバンドでの活動を経た後、カナダのロック・バンド、ウィンター・ローズのボーカルとなり、1989年に同タイトルのアルバムを発売する。

1991年、当時は比較的無名であったアメリカのプログレッシブ・メタル・バンドのドリーム・シアターがボーカルを探していることを知り、互いにテープを送り合って、オーディションを受けるためにニューヨークへと向かった。ラブリエはジャーニーの「Lovin', Touchin', Squeezin'」を歌い[1]、その結果、彼は他の有望な200人を押しのけて、バンドの正式なボーカルとして選ばれた。

バンドにはすでに同名のケヴィン(ケヴィン・ムーア)がいたため、それ以降、彼はミドル・ネームのジェイムズを名乗ることとなる。

1994年12月、キューバでの休暇中、彼は重症の食中毒に苦しみ、嘔吐をするうちに声帯を痛めてしまった。3人の喉の専門医に診てもらったが、全員が手の施しようがないと言い、唯一出来ることは、できるだけ喉を休めることだと言われた。

しかし、1995年1月12日、彼は医者の忠告に反して、到底普通の喉の状態ではないにもかかわらず日本でアウェイク・ツアーに出た。少なくとも1997年まで喉が普通ではない感じだったと彼は述べている。

1998年、自身のプロジェクトであるマルマズラーを立ち上げ[2]、翌1999年にアルバム『キープ・イット・トゥ・ユアセルフ』を発表。

ディスコグラフィ[編集]

ウィンター・ローズ[編集]

  • 『ウィンター・ローズ』 - Winter Rose(1989年)※1997年再発売

ドリーム・シアター[編集]

マルマズラー[編集]

  • 『キープ・イット・トゥ・ユアセルフ』 - Keep It to Yourself (1999年)
  • 『ジェームス・ラブリエズ・マルマズラー 2』 - MullMuzzler 2 (2001年)

ソロ・アルバム[編集]

  • 『エレメンツ・オヴ・パースウェイジョン』 - Elements of Persuasion (2005年)
  • 『スタティック・インパルス』 - Static Impulse (2010年)
  • 『インパーマネント・レゾナンス』 - Impermanent Resonance (2013年)

参加アルバム[編集]

  • フェイツ・ウォーニング : 『パラレルズ』 - Parallels (1991年)
  • Various Artists : 『ワーキング・マン』 - Working Man - Rush Tribute (1996年)
  • Various Artists : 『クイーン・トリビュート - ドラゴン・アタック』 - Dragon Attack - Tribute To Queen (1997年)
  • エクスプローラーズ・クラブ : 『エイジ・オブ・インパクト』 - Age Of Impact (1998年)
  • シャドウ・ギャラリー : 『ティラニー』 - Tyranny (1998年)
  • Various Artists : 『アンコールズ、リジェンズ、アンド・パラドックス〜トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ELP』 - Encores, Legends and Paradox (ELP Tribute) (1999年)
  • Various Artists : 『トリビュート・トゥ・クイーン - ウィ・ウィル・ロック・ユー』 - Tie Your Mix Down - Tribute to Queen (2000年)
  • Various Artists : Leonardo - The Absolute Man (2001年)
  • エクスプローラーズ・クラブ : 『レイジング・ザ・マンモス』 - Raising the Mammoth (2002年)
  • フレイムシフト : 『アンウィーヴィング・ザ・レインボー』 - Unweaving the Rainbow (2003年)
  • ティム・ドナヒュー : 『マッドメン+シナーズ』 - Madmen and Sinners (2004年)
  • エイリオン : The Human Equation (2004年)
  • Henning Pauly : Babysteps (2006年)
  • The True Symphonic Rockestra : Concerto In True Minor (2008年)

脚注[編集]

  1. ^ 『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』日本盤CD(AMCY-885)ライナーノーツ(マイク・ポートノイ、訳:中村美夏)
  2. ^ allmusic (((MullMuzzler > Biography)))

外部リンク[編集]