サンデー (ホームセンター)

イオングループ > イオングループの商業ブランド > サンデー (ホームセンター)
株式会社サンデー
Sunday Co., Ltd.
サンデー八戸根城店の1階に置く、同社の本社
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
039-1166
青森県八戸市根城6丁目22番10号
設立 1975年(昭和50年)5月24日
業種 小売業
法人番号 3420001005928 ウィキデータを編集
事業内容 ホームセンター
代表者 代表取締役社長 川村暢朗
資本金 32億4,189万4千円
(2021年2月28日現在)
発行済株式総数 1,077万株
(2021年2月28日現在)
売上高 単体:521億00百万円
(2021年2月期)
純利益 単体:11億8百万円
(2021年2月期)
純資産 単体:108億65百万円
(2021年2月28日現在)
総資産 単体:336億69百万円
(2021年2月28日現在)
従業員数 単体:632名
(2021年2月28日現在)
決算期 2月28日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 イオン 77.21%
青森銀行 1.40%
みちのく銀行 1.24%
三井住友海上火災保険 0.74%
北日本銀行 0.69%
サンデー従業員持株会 0.69%
みずほ信託銀行 0.62%
(2021年2月28日現在)
外部リンク www.sunday.co.jp
テンプレートを表示

株式会社サンデーSunday Co., Ltd.・HOME CENTER SUNDAY[注 1])は、青森県八戸市に本社を置き、東北地方ホームセンターを展開する企業。イオン連結子会社

概要[編集]

サンデーは同じ八戸市に本社を置く、北東北地方地盤の建築資材メーカーである吉田産業のグループ会社として設立された。2003年イオングループと提携した後も吉田産業と親密な関係を維持してきたが、2010年12月にイオン株式会社がサンデーに対する株式公開買い付けを実施した際、吉田産業並びに吉田興産協同組合が所有していた普通株式全てを本公開買い付けに応募したため、吉田産業並びに吉田興産協同組合は主要株主から外れた。またその他の関係会社では無くなった。

名前の由来は日曜大工から。

かつては、レンタルビデオショップも展開していたが、現在はホームセンター事業を中心に展開している。

店舗[編集]

2020年6月現在、東北6県に105店舗を展開する。長年北東北地方を中心に店舗を展開してきたこともあり、青森県岩手県秋田県に店舗が多い。一方、合併前のジョイの営業基盤であった山形県にも店舗を多く構える。

かつては北海道にも店舗を展開しており、2001年4月現在は札幌月寒店・札幌元町店・札幌川下店(いずれも札幌市)の3店舗を展開していた[1]。しかし2003年5月20日に札幌元町店と札幌川下店を閉店[2]、2005年に札幌月寒店を閉店[注 2]して北海道から撤退した。

以下の屋号で店舗を運営している。

  • サンデー ホームセンター - 従来より運営しているホームセンター。
  • サンデー ホームマート - 2013年から展開している小型店舗。
  • GATERA - 2016年から展開しているカー用品専門業態。
  • Zoomore - 2020年から展開しているペット専門店。
  • プロショップDayPRO - 2022年から展開している職人さんに特化した専門店。
  • イオンスーパーセンター - イオンスーパーセンターが運営する店舗の、ホームセンター部門のみをサンデーが運営している(一部店舗を除く)。

沿革[編集]

  • 1975年(昭和50年)
    • 5月 - 吉田産業のグループ会社として株式会社サンダイヤーズマートを設立。
    • 10月 - 青森県八戸市に一号店を開店。
  • 1976年(昭和51年)11月 - 株式会社サンデーに商号変更。
  • 1986年(昭和61年)3月 - 「マイカード」の発行を開始。
  • 1992年(平成4年)2月 - 株式会社淡路商店を存続会社として合併した上で、株式会社サンデーに商号再変更。
  • 1995年(平成7年)7月 - 株式を店頭公開(現在のジャスダック証券取引所)。
  • 2003年(平成15年)8月18日 - イオン株式会社と業務・資本提携で合意。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月31日 - イオンを筆頭株主とするなどの提携関係強化で合意。
    • 7月 - 宮城県石巻市にサンデーがホームセンター部門に出店する初めての店舗「イオンスーパーセンター石巻東店」がオープン。
    • 8月28日 - 八戸市のサンデー1号店の「八戸店」を閉店(ドラッグストアチェーンの薬王堂八戸類家店→現在は中古車販売専門店「ガリバーアウトレット」。)。同時期に、青森市の「青森八ツ役店」と「青森矢田前店」、十和田市の「十和田元町店」(現在は「ワイエスプロショップ」十和田店。)も閉店した(十和田元町店は、サンデーが出店するイオンスーパーセンター十和田店の開店に伴うスクラップアンドビルドのため。)。
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)5月31日 - ジョイを連結子会社とする[3]
  • 2008年(平成20年)2月 - イオングループ共通のPOSシステムを導入。
  • 2009年(平成21年)2月22日 - 岩手県盛岡市のイオン盛岡南ショッピングセンター(現:イオンモール盛岡南)内の「ホームシティ盛岡南店」が閉店。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 2月3日 - 株式公開買付けが成立。
    • 3月15日 - 青森・十和田・盛岡・秋田地区の9店舗で電子マネー「WAON」を導入。
    • 6月30日 - 農業従事者を対象に、収穫期後の冬の支払い専用カード「サンデー・アグリッシュカード」の発行を開始。
  • 2012年(平成24年)3月12日 - 青森・八戸・三沢・三戸・野辺地・北上・秋田・宮城・山形地区の17店舗で電子マネーWAONを導入。
  • 2013年(平成25年)
    • 4月1日 - 全店で電子マネー「WAON」の導入を完了[5]
    • 7月1日 - 青森店・青森虹ヶ丘店・八戸根城店にイオン銀行ATMを導入[6]
    • 9月4日 - 小商圏における小型店業態である「サンデー ホームマート」を立ち上げ、青森県三戸郡南部町に1号店となる「サンデー ホームマート名川店」をオープン[7]
    • 10月11日 - 大型店舗としては5年振りの新規出店となる「サンデー須賀川店」のオープンにより福島県に進出[8]
  • 2015年(平成27年)9月1日 - 連結子会社のジョイを吸収合併[9]
  • 2016年(平成28年)
  • 2018年(平成30年)5月 - ジョイの全店名が「サンデー」変更。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月28日 - 秋田土崎店をダイソー土崎港店に業態転換(当社で初の「ダイソー」FC店となる)[11]
    • 5月1日 - 電子マネー一体型ポイントカード「SUNDAY WAONカード」の発行を開始(「マイカード」は切替期間を経て、2021年2月28日をもって利用終了)[12]
    • 11月28日 - 新業態のペット専門店「Zoomore」(ズーモア)を立ち上げ、1号店を青森県の八戸市城下にオープン[13]
  • 2021年(令和3年)
    • 3月25日 - 同年2月末をもって閉店した河北店が移転増床され、山形県で初の新規店舗となる河北谷地店がオープン[14]
    • 6月18日 - 「Zoomore」専用ポイントカード「Zoomoreカード」の発行を開始[15]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月24日 - J3リーグに所属するヴァンラーレ八戸とのスポンサー契約を締結[16]
    • 7月4日 - 八戸石堂店を「プロショップDayPRO」(デープロ)に業態転換し、新業態を立ち上げる[17]
    • 11月3日 - 2005年(平成17年)9月よりコンセッショナリー形態で出店していたイオンスーパーセンター十和田店内の売場面積を拡張して独立店舗(テナント)化されたスーパーセンター十和田店をリニューアルオープン。

特徴[編集]

サンデー秋田八橋店
  • 店内で売っている商品は日用雑貨・家庭用品・電化製品のほかに、作業・工事などで使用する木材や資材、工具などがある。一般的なホームセンター同様にDIY用品がメイン。
  • 不定期で商品の実演会やペットや観葉植物の相談会が開かれる。
  • サンデーではポイントカードとして、「マイカード」を導入していた。かつては提携の家具店などでも利用できた上に、サンデー独自のクレジット機能がついていて、(一般のクレジットカード機能はついていない)ローンを組んだときは口座振替と店頭での返済も選択できた。この流れで18歳以上でないと入会できない。
  • 一部のサンデーの店舗ではマイカードキャッシング専用のCD(現金自動支払機)が設置していたが、利用できるのはマイカード会員のうち20歳以上でかつ、キャッシングの暗証番号の登録をしている会員に限られていた(ちなみにそのCD機では、それ以外のクレジットカードなどによるキャッシングは利用できなかった)。
    • なお、マイカードによるクレジット・キャッシングは2006年9月30日をもって終了し、マイカードキャッシング専用CD機は撤去された。これは、イオンクレジットサービスの提供する「イオン サンデーカード」とサービス内容が重複するためである。
    • マイカードは後述の「SUNDAY WAONカード」発行に伴い、2020年4月30日をもって新規発行受付を終了。2021年2月28日をもってサービスを終了する。
  • 2011年6月30日には20歳から75歳までの専業農家・兼業農家・認定農業者を対象にした「サンデー・アグリッシュカード」の発行を開始。これは、冬の収穫期に合わせて支払えるように12月または1月の年間一括払いで、本カードでの支払いはサンデーが扱う農業関連商品(農業機械・農業作業品など)のみ、最大200万円まで適用される。なお、カードの発行は「イオン サンデーカード」と同じくイオンクレジットサービスが行い、ポイント制度も「イオン サンデーカード」等で展開している「ときめきポイント」が適用される(ときめきポイントは毎月送付される利用明細が届いた段階で付与される)。

イオングループとの連携[編集]

  • イオングループ入りしてからは、イオン東北(旧:マックスバリュ東北)とサンデーで近郊商圏型ショッピングセンターを構成したり(一部SCはイオンタウンとして営業している)、2006年にはイオン盛岡南SCのサティに次ぐ核店舗として新形態のサンデーホームシティをオープンさせた。しかし、同店は2009年2月22日をもって撤退した(跡地は2009年5月29日にユニクロが入居)。
  • 提携のメインとなる東北地区のイオンスーパーセンターのハード部門のコンセショナリー出店も順次運営を開始している。
  • また、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の商品がサンデーでも展開されている。
  • 他のイオングループの店舗同様、毎月15日には「G.G.感謝デー」が、毎月20日と30日には「お客さま感謝デー」が実施されている。各種イオンカード又はサンデー・アグリッシュカードの提示やWAONでの決済で5%引きになるサービス以外に、マイカード会員・SUNDAY WAONカード会員は現金での支払いでポイントが5倍になる。ただし、5%引きとポイント5倍の併用はできない。
  • 2020年5月1日から「SUNDAY WAONカード」の発行受付を開始した。「SUNDAY WAONカード」はサンデー店舗・ガテラ店舗では現金での決済でも現金ポイントが付与されるが、現金の決済で付与されるポイントと電子マネーWAONの決済で付与されるポイントとの互換性はなく、サンデー・ガテラ以外のWAON取扱店(イオンスーパーセンターも含む)では現金ポイントの利用が出来ない。
  • 2020年9月現在、全店舗で各種イオンカード・イオンギフトカード・イオン商品券・電子マネーWAON・WAON POINTカードが利用できるが、マイカード・アグリッシュカードはサンデー店舗のみで利用できる。
    • マイカード・WAON POINTカードは現金での利用に限られるため、クレジットカードやWAONとの併用はできない。
    • SUNDAY WAONカードの現金決済によるポイントはサンデー・ガテラ店舗のみ対象で、イオンスーパーセンター店舗は電子マネー決済でのみポイントが付与される。
    • WAONはイオンスーパーセンター店舗では2008年3月に全店で導入した。ホームセンター店舗では2010年から順次導入していたが、2013年4月をもって全店への導入を完了した。

POSシステム[編集]

1990年末期の頃から長らく日本アイ・ビー・エム製を採用していたが、2008年3月までにはイオン共通のPOSシステム(ジャスコ#POSシステムを参照)に置き換えられた。

これに伴いマイカードの読み取り方法が変更され、これまでのカードリーダー挿入方式からカードスキャン方式(クレジットカードなどの読み取り方式と同様)に切り替えられた。

関連項目[編集]

その他[編集]

  • 2006年2月16日にテレビ東京で放送されたTVチャンピオン[注 4]「ホームセンター王選手権」でサンデーのスタッフがチャンピオンとなった。
  • 青森県八戸市ではピアドゥに八戸沼館店として出店しているが、それ以前は下長地区に「HOMECITY」(ホームシティ)として営業していた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ SUNDAY HOME CENTERとも表示することもある。
  2. ^ 2005年2月5日の公式サイトの店舗一覧には札幌月寒店が掲載されているのに対し、2005年4月6日の公式サイトの店舗一覧からは削除されている。
  3. ^ 当時イオングループにはこの「ジョイ」とは別に、北海道のスーパーマーケット運営企業である「ジョイ」が属していたが(旧住友石炭鉱業系列、のちにマックスバリュ北海道へ合併)、名称が同じであるだけで直接の関係はない。
  4. ^ 同番組にレギュラー出演していた田中義剛はサンデーの店舗と本社所在地の八戸市出身にあたり、前述した1975年5月の設立当時は青森県立八戸北高等学校に通っていた高校生でもあった。

出典[編集]

  1. ^ エリア1”. サンデー. 2001年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
  2. ^ 店舗閉鎖のお知らせ”. サンデー. 2003年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
  3. ^ 子会社の異動に関するお知らせ (PDF) 株式会社 サンデー 2007年5月31日
  4. ^ 株式会社サンデー株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ (PDF) イオン株式会社 平成22年12月21日
  5. ^ ホームセンター全店に電子マネー『WAON』導入のお知らせ (PDF) 株式会社サンデー 平成25年4月1日
  6. ^ サンデー青森県内3店舗に「イオン銀行ATM」設置のお知らせ (PDF) 株式会社サンデー 平成25年6月25日
  7. ^ 新フォーマット1号店誕生!サンデー ホームマート名川店オープンのご案内 (PDF) 株式会社サンデー 平成25年8月28日
  8. ^ 「サンデー須賀川店」81店舗目のオープンご案内 (PDF) 株式会社サンデー 2013年10月4日(2014年3月1日閲覧)
  9. ^ 連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ』(プレスリリース)株式会社サンデー、2015年7月8日http://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20150708034148_141575022.pdf2015年7月13日閲覧 
  10. ^ カー用品専門店「GATERA下田店」オープンご案内』(PDF)(プレスリリース)2016年9月12日http://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20160912022501_422300725.pdf2017年8月19日閲覧 
  11. ^ サンデー秋田土崎店業態転換のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)2020年2月19日http://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20200219125434_225688057.pdf2020年9月8日閲覧 
  12. ^ SUNDAY WAONカード2020年5月1日誕生』(PDF)(プレスリリース)2020年4月16日http://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20200416062148_1873107853.pdf2020年9月8日閲覧 
  13. ^ サンデーペット専門店Zoomoreオープンのお知らせ』(PDF)(プレスリリース)2020年11月13日http://www.sunday.co.jp//uploads/pdf/20201113040710_310890541.pdf2020年11月29日閲覧 
  14. ^ 河北谷地店オープン』(PDF)(プレスリリース)2021年3月15日https://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20210315014811_269454674.pdf2023年5月22日閲覧 
  15. ^ オリジナルポイントカードZoomoreカード誕生』(PDF)(プレスリリース)2021年6月18日https://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20210618040142_744193527.pdf2023年5月22日閲覧 
  16. ^ ヴァンラーレ八戸とスポンサー契約を締結いたしました』(PDF)(プレスリリース)2023年3月24日https://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20220324040713_1509979748.pdf2023年5月22日閲覧 
  17. ^ 当社初の業態 プロショップ第1号店 DayPRO八戸石堂店 7月4日オープン!』(PDF)(プレスリリース)2022年6月24日https://www.sunday.co.jp/uploads/pdf/20220624053815_67712907.pdf2022年7月3日閲覧 

外部リンク[編集]