サルタン (競走馬)

サルタン
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1816年
死没 1838年?
セリム
バッカント
生国 イギリス
生産者 Mr. Crockford
馬主 Mr. Crockford
→Lord Exeter
競走成績
生涯成績 14勝
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サルタン (Sultan) とは、イギリス競走馬である。19世紀初頭に活躍し、種牡馬としては同時代を代表するほどに成功した。馬名は父セリムがセリム1世にちなんでいることからサルタン(スルターンの英語読み)と名づけられたのが由来。

2歳でデビューし[1]、8歳でトライアルに勝つなど息の長い活躍を見せた。クラシック競走こそエプソムダービーでテイレシアスの2着、セントレジャーステークスは人気での惨敗と勝利にはいたらなかったものの、5歳時にニューマーケットゴールドカップ、6歳時にエプソムダービー馬グスタヴスとのマッチレースを制すなど合計14勝をあげた。ニューマーケット競馬場は得意で、勝ち星の多くがニューマーケットでのものであった。

引退後はバーレイのマーカススタッドで種牡馬入りしている。産駒のベイミドルトンは無敗で二冠を達成し、グレンコーも種牡馬として成功した。特筆すべきは2000ギニー優勝馬を5頭輩出したことで、産駒の勝ち数として同レース最多である。リーディングサイアーには1832 - 1837年の6年に渡り輝いており、この時代をリードしていた。父方直系子孫はその後微衰したが、トウルビヨンを通して現在にもつながっている。

おもな産駒[編集]

  • ベイミドルトン(2000ギニー、エプソムダービー、8戦不敗)
  • ガラタ(1000ギニーオークスアスコットゴールドカップ
  • グレンコー(2000ギニー、アスコットゴールドカップ、米リーディングサイアー8回)
  • デスティニー(1000ギニー)
  • グリーンマントル(オークス)
  • ほかAchmet、Augustus、Ibrahimの3頭(2000ギニー)

血統表[編集]

サルタン血統(ウッドペッカー系(ヘロド系) / Herod4・5×4・5=18.75% Eclipse4×4・5=15.63% Highflyer4×4=12.50%ほか) (血統表の出典)

Selim
1802 栗毛
父の父
Buzzard
1787 栗毛
Woodpecker Herod
Miss Ramsden
Misfortune Dux
Curiosity
父の母
Alexander Mare
1790 鹿毛
Alexander Eclipse
Grecian Princess
Highflyer Mare Highflyer
Alfred Mare

Bacchante
1809 青鹿毛
Williamson's Ditto
1800 鹿毛
Sir Peter Teazle Highflyer
Papillon
Arethusa Dungannon
Prophet Mare
母の母
Mercury Mare
1791 鹿毛
Mercury Eclipse
Tartar Mare
Herod Mare Herod
Folly F-No.8-b


脚注[編集]

  1. ^ サラブレッドヘリテイジ サルタン2013年11月28日閲覧

外部リンク[編集]