サマンサ・アナンサ

サマンサ アナンサ
Samantha* ANANSA
生年月日 10月
出生地 日本の旗 日本
身長 165
血液型 B
職業
事務所 松竹芸能
公式サイト 公式プロフィール
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サマンサ・アナンサ は日本のタレントドラァグクイーン[1]

ラジオパーソナリティ・アーティスト・エアラインスペシャリストである。

10月生まれ、血液型B型。2023年4月より松竹芸能に所属。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

日本で生まれる。

3才から音楽や英語に触れ、アメリカの高校を卒業。幼少期より声楽やツアーを通して多ジャンルのアーティスト・音楽と触れ合う。[2] [3]


ピアノは譜面通りの演奏が苦手であったが、アレンジやメロディー制作には定評があり、中学時代は一度に2~3クラスから学級歌の制作を頼まれ、ゴーストライターをしていたという。8クラス中、必ず上位3位が制作したクラスだった。

高校時代アメリカでは、コンサートバンドとマーチングバンドに所属したが、顧問からボーカルの掛け持ちも勧められたため、毎日いずれかのレッスンや演奏を行き来していた。トリプルA+のハイスコアが評価され、昨今ウェストンノーブル(北米の音楽教育者)で知られる、LUTHER COLLEGE(Decorah,IA)で開かれる音楽集中キャンプ、Dorian Vocal FestivalのHonorable代表メンバーに推薦され、州内外の代表と共にカレッジキャンプに参加した経験がある。

大学在学中にも渡米。その帰路にて同時多発テロの経験により大学卒業後は航空業界を目指す。大手航空会社ANAグループにて長年 国際線スペシャリストをはじめ、総務・人事等、複数の部署にて勤務をしていた経験から、航空サービスに詳しい。[4] [5]人事やインストラクションの経験からサービス面の他、コミュニケーション法、印象評価にも詳しい。

活動歴[編集]

活動のきっかけは、2004年に日頃より親交のあったナジャ・グランディーバのアドバイスでドラァグクイーンとして出演したこと。ナジャの自宅でメイキャップを教わる。だが当時は長く活動する意思もなく、趣味や部活動の感覚に近かったという。[6] [7] 社会人として16年目を迎えた頃、先輩であるナジャ・グランディーバの勧めで「明石家電視台」への出演を決意。(2023年の同番組2度目の出演を期に、退職日がオンエア日であったことを公表し、明石家さんまより「がんばれや」と叱咤激励を受ける。)

その後コシノジュンコの誘いを受けコシノ3姉妹のPRをし、三女コシノミチコが手掛ける、MICHIKO LONDONのブランドアンバサダーを務め2022年より同ブランドディレクター就任。ファッションを通して3姉妹からは多くの事を教わる。コロナ禍を期に売場の概念を変えるべく、ブランドアイテムやデザイナーと共にメディア露出を強化した[8][9][10]。同年各メディアを中心に販売を開始したアイテムには実際にデザイナー本人の意向を随所に盛り込み、デザイナー本人らと共に出演しながら、高視聴率・高売上を達成する。またファッションの観点から、他ジャンルやあらゆるコンテンツとのコラボに注力し、MLKブランドが持つ、自由で、よりボーダレスな多様性イメージの具現化を進めており、アーティスト等のMVやステージにもMLKアイテムが登場し関心を得る[11][12]

ドラァグクイーンでありながら、ショータイムよりもMCに定評があり、ラジオ番組等でも活動中である [13] [14] [15]。Podcastの配信番組 SAMMY'S ROOMでは、親交のあるアーティストを紹介をしたり、旅行で使える実用英会話コーナー等、コンテンツの充実にも力を入れている。

これまでに大阪府等、行政主体のイベントにも出演しており、大阪文化芸術フェスでは、大阪府庁舎に設けられたランウェイに登場。ドラァグクイーンの登場が話題を呼ぶ[16]。翌年にはナレーターとしても出演し、日本語・英語・関西弁のユニークなアナウンスに定評がある。

Mr.マリックの実娘でラッパーのLUNA、ドラァグクイーンの枝豆順子と共にD3 (ディースリー)というドラァグクイーントリオのメンバーでもある。( 当初はコロナ渦を期に爆誕したYouTubeコンテンツであったが、「楽しまなくちゃそん」という曲がリリースされ、企業イベントやLIVE、メディアにも徐々に活動の幅を広げている。2022年から枝豆順子がホストMCを務めるFM837の人気番組「EVENING STATION」に同じD3のメンバーであるLUNAと共に、各月第4火曜日に登場。番組では17時台のニュースキャスターを務めている。実際にD3の放送日は、お便りリクエスト数が多く、番組内で読み切れないことを毎回謝罪している。

同年、日本からニュージーランドへの誘致の為、ニュー自由ランド [17] [18] キャンペーンをニュージーランド航空日本支社が発表する。同社からの要請により、翌年ニュー自由ランド アンバサダーに就任、現地を訪問する。機内サービスや現地の魅力を伝える為、アーティストLUNA及び、JAY'ED(ニュージーランド生まれ)と共にライブ配信も行われた。

ANAグループが設立70周年を迎えた2023年3月、社内で開催されたイベントに、初のドラァグクイーンOBとして登壇し、話題を呼ぶ。本人は在籍時より、足枷にならまいとコンプライアンスを遵守していた為、名前の由来について「名言はしない」とラジオで度々語っていた。その為退職後も会社への敬意から、名前の由来もANAとの所縁についても不明瞭であった。しかし、ANAグループ70年という長い歴史の中で、ドラァグクイーンの登場は大きな変化だと捉え、同社の発展や成長に貢献したいという思いから出演を決意。結果、ANAに後押しされる形で、公表に繋がった。トークショー後自身のインスタグラムに、その思いが綴られており、出身企業名も明確になる(2023年3月更新のインスタグラムより)。

人物[編集]

素顔は非公開。

両親との関係性は良くも悪くもないが、感謝していることの一つに、食育をしっかりしてくれたことだとラジオで話している。お陰で『苦手な食べ物はあるが、好き嫌いはない』という。その感覚が『苦手な人はいても、嫌いな人はいない』に似ていると話す。

もう一つ感謝しているのが、興味を示した玩具を否定されなかった点だと語る。とりわけ玩具の中でもシルバニアファミリーという玩具が自分の原点だという。当時子供ながらに、男の子は青で女の子は赤という『色別な識別』というステレオタイプに違和感を感じていた。だがなぜかシルバニアファミリーだけは買ってもらえ、もしそれがなければ今の自分はなかったとライブ配信で語っている。

出演[編集]

テレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

2023年度の下半期限定で火 - 木曜日の18:00 - 21:00に編成されている生ワイド番組で、朝日放送テレビ アナウンサー 塚本麻里衣とのコンビで担当。他の曜日がアイドルのファン層が多いのに対し、水曜日は中高年のリスナーファンが多い。水曜日は特徴として、育児日記・相談コーナー・ドラァグクイーンのニュースコナー等が組まれており、X(旧Twitter)では水曜日リスナーを独自にUpりんと呼んでいる。ナイターオフの番組では珍しくトレンド入りし話題となる。[23]

インターネット番組・配信[編集]

  • 水都大阪 2015 NANIWA Halloween Party(MAiDiGi TV)
  • 大阪府観光誘致インフォマーシャル(大阪府制作)  
  • LUNAオフィシャルYouTubeチャンネルD3(レギュラー)
  • MAKENAI MONDAY(IG TV)
  • 『ナジャグランディーバのレツゴーサタデー』2020.9.19(MBSラジオ)
  • 阪急メンズCULTURE HUNTER PROJECT(CULTURE HUNTER公式チャンネル)
  • 大黒摩季ファンクラブイベント 公開レコーディング [25]
  • nutsチャンネル(nuts公式チャンネル)
  • チマタのハテナ(eo光テレビ)
  • 「ニュー自由ランドアンバサダー」オークランドから生ライブ(with LUNA・JAY’ED)
  • Repezen Foxx 240時間生配信・アマギフおみくじ 2022年12月25
  • 松原タニシの恐味津々』(MBSラジオ)
  • 石井亮次と福島暢啓のフダンギダンギ。』(MBSラジオ)

MV・楽曲[編集]

  • MICHIKO LONDON KOSHINO / SHO(阪急メンズCULTURE HUNTERタイアップ)
  • BIG4 BIGBOSS (ビビビビッグボス) / HARTY(新庄剛志出演 BITPOINTテレビCMソング)
  • 楽しまなくちゃそん!/ D3-シングルリリース(TSUGUMI

舞台[編集]

  • KIRINハードシードルプレゼンツ in 大阪
  • 『水都大阪 2015 NANIWA Halloween Party』(中の島公会堂)
  • MICHIKO LONDON KOSHINO MLK 30th ANNIVERSARY COLLECTION
  • KANSAI COLLECTION 2017 A/W (京セラドーム)
  • 大黒摩季 25th Anniversary JAPAN Tour SEASON 2・3 ~47Stars Higher!! Higher!! Greatest Hits~
  • TOKYO RAINBOW PRIDE PARTY OF LIFE 大黒摩季スペシャルライブ
  • JUNKO KOSHINO Collection in Naha
  • 大阪府『大阪文化芸術フェス』JK Collection (2018・2019)
  • 大黒摩季 MUSIC MUSCLE 公開ファンクラブイベント
  • 日本博 JAPAN盆踊りFESTIVAL2022 (池袋グローバルリングシアター)

トークショー[編集]

  • 兵庫県立美術館 特別展ヒロココシノ展トークショー ー EX・VISION TO THE FUTURE 未来へ ー [26]
  • ANA主催トークショー(ANA社内)2023年3月
  • 特別授業 Enjoy The After School in 京都成章高等学校 2023年7月

マガジン・新聞[編集]

  • 水都大阪2015 modelpress 2015年10月
  • GLITTER Online 2020年1月
  • lgbter 2020年9月
  • 時事通信・産経ニュース・読売新聞オンライン 2023年4月
  • ニュージーランド航空日本支社「ニュー自由ランド」キャンペーン WEB 掲載 2023年5月
  • SAVVY 9月号 - 京阪神エルマガジン社
  • 日経クロスウーマン 10・11月 - 日経BP [27]
  • ENCOUNT 2月 - Creative2 [28]

制作[編集]

脚注[編集]

  1. ^ JAPAN盆踊FESTIVAL”. yahooニュース (2022年8月23日). 2022年9月3日閲覧。
  2. ^ 航空会社16年→芸能界へ ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ”. 日経BP. 2023年10月27日閲覧。
  3. ^ ミッツの「腹くくりなさいよ」で、サマンサ・アナンサが決めた挑戦”. 日経BP. 2023年11月1日閲覧。
  4. ^ マジか?!ANA退職したドラァグクイーン CAネタにクスクス笑い さんま「頑張れや」”. デイリー. 2023年12月23日閲覧。
  5. ^ イチバンは誰だ!?ドラァグクイーンSP”. ORICON NEWS. 2023年12月22日閲覧。
  6. ^ 男性としてANAグループ勤務、週末はドラァグクイーンに転身 “華麗×異色”経歴持つ女装家の人生”. ENCOUNT. 2024年2月24日閲覧。
  7. ^ マツコは「シュールなネタをやっていた」 実は知らないドラァグクイーンの世界、第1世代は還暦過ぎ”. ENCOUNT. 2024年2月26日閲覧。
  8. ^ 徹子の部屋”. テレビ朝日. 2022年1月15日閲覧。
  9. ^ マツコ会議”. ミチコロンドン. 2022年7月11日閲覧。
  10. ^ チマタのハテナ”. ミチコロンドン. 2022年5月18日閲覧。
  11. ^ bigboss”. ミチコロンドン (2022年5月18日). 2022‐05-18閲覧。
  12. ^ ashley”. JCC東京 (2022年3月21日). 2022‐03-21閲覧。
  13. ^ ABCラジオ プロ野球終了後のナイター枠に新番組「UP←←」スタート”. スポニチ. 2023年9月14日閲覧。
  14. ^ 2024年春の番組改編発表”. ラジトピ. 2024年3月1日閲覧。
  15. ^ TVオンエア”. 大黒摩季公式ブログ. 2020年9月2日閲覧。
  16. ^ 大阪府庁でファッションショー”. 毎日新聞 (2018年10月28日). 2018年10月28日閲覧。
  17. ^ ニュー自由ランド 特設サイトの新コンテンツ”. PR TIMES. 2023年5月12日閲覧。
  18. ^ ニュー自由ランド”. KYODO (2022年7月8日). 2023年3月22日閲覧。
  19. ^ 世界をちょっとだけ変えるサミット”. カンテレ. 2023年9月29日閲覧。
  20. ^ 関西ウマいもん徹底リサーチ”. カンテレ. 2023年10月10日閲覧。
  21. ^ 「ホンマの愛って?」お酒の〆は人生の道のり、ドラァグクイーン界の新星がはしご酒『なるみ・岡村の過ぎるTV』”. ABCマガジン. 2024年1月11日閲覧。
  22. ^ 新たなナイターオフ生ワイドが始動!「UP↑↑」”. 朝日放送ラジオ株式会社. 2023年9月14日閲覧。
  23. ^ 【阪神】才木浩人がラジオであだ名「プンちゃん」の理由明かす「パッと浮かんだ」”. 日刊スポーツ. 2023年12月6日閲覧。
  24. ^ マルチがすぎる!ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサさんが生登場”. ニッポン放送. 2023年9月27日閲覧。
  25. ^ ファンクラブイベント”. 大黒摩季公式ブログ. 2021年6月8日閲覧。
  26. ^ コシノ三姉妹”. ミチコロンドン (2021年4月12日). 2021年4月12日閲覧。
  27. ^ サマンサ・アナンサ”. 日経BP. 2023年10月27日閲覧。
  28. ^ インタビュー”. 日Creative2. 2024年2月26日閲覧。
  29. ^ リリース”. 吉本ミュージック. 2022年3月30日閲覧。
  30. ^ サマンサ姉さん”. FM大阪 (2020年9月4日). 2020年9月4日閲覧。

外部リンク[編集]