グラント・ハート

グラント・ハート
Grant Hart
ロンドン、2005年
基本情報
出生名 Grantzberg Vernon Hart
生誕 (1961-03-18) 1961年3月18日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミネソタ州 セントポール
死没 (2017-09-14) 2017年9月14日(56歳没)
ジャンル オルタナティヴ・ロック
ポスト・ハードコア
ハードコア・パンク
職業 シンガーソングライターミュージシャン
担当楽器 ボーカルギタードラムス
活動期間 1979年 -
レーベル SSTワーナー
共同作業者 ハスカー・ドゥ、Nova Mob
公式サイト www.granthart.com

グラント・ハートGrant Hart、出生名:グランツベルグ・ヴァーノン・ハート Grantzberg Vernon Hart、1961年3月18日[1] - 2017年9月14日)は、アメリカ合衆国ミュージシャンシンガーソングライターハスカー・ドゥドラマーとしてデビュー、フロントマンのボブ・モールドと共にソングライターを担当した。バンド解散後はNova Mobというバンドを結成しボーカルギターを担当。

略歴[編集]

ミネソタ州セントポールに生まれる。10歳の頃に兄を飲酒運転の事故で亡くし、ハートはその兄が持っていたドラムセットを受け継ぎ、様々なバンドで演奏するようになる。ハートは働いていたレコード店でボブ・モールドと出会い、親しい仲となる。1979年に2人は友人だったグレッグ・ノートンと共にハスカー・ドゥを結成する。

ハスカー・ドゥは'80年代に多くのファンや支持者を増やしたが、ハートは'80年代中盤以降ヘロイン中毒に陥り、ハートとモールドはドラッグの件や創作面で確執を深めるようになっていった。1987年に行われたミズーリ州コロンビアでの公演後、バンドは解散する。

バンド解散後の1988年、ハートはSSTよりEP『2541』でソロデビューを果たす。その後はアルコールやドラッグを断ち、1989年にはソロアルバム『Intolerance』、1990年にはEP『All of My Senses』をリリースし、ソロ活動に力を入れていく。また1989年にNova Mobを結成し、ハートはボーカルギターを担当した。Nova Mobは2枚のアルバムと1枚のEPをリリースした後解散した。

'90年代中盤からは再びソロ活動を開始し、1996年にライブ・アルバム『Ecce Homo』、1999年に2ndソロ『Good News for Modern Man』をリリース。2004年にはの治療中だったソウル・アサイラムベーシスト、カール・ミュラーを支援するための慈善コンサートでボブ・モールドとステージ上で共演した。2009年に10年ぶりのソロアルバム『Hot Wax』をリリース。レコーディングにはゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーのメンバーが参加した。2013年にもソロアルバム『The Argument』をリリース。2017年9月14日、癌との闘病の末、56歳で亡くなった。

作品[編集]

ソロアルバム[編集]

  • Intolerance (1989年)
  • Ecce Homo (1996年) ※ライブ・アルバム
  • Good News for Modern Man (1999年)
  • Hot Wax (2009年)
  • Oeuvrevue (2010年) ※コンピレーション・アルバム
  • The Argument (2013年)

EP[編集]

  • 2541 (1989年)
  • All of My Senses (1990年)

Nova Mob[編集]

  • Last Days of Pompeii (1991年)
  • Nova Mob (1994年)

脚注[編集]

  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Grant Hart > Biography”. オールミュージック. 2015年2月15日閲覧。