グムンデン - フォルフドルフ線

シュターン・ハッファール旅客交通
路線番号161
路線総延長15 km
軌間1,000 mm
電圧750 V(直流
最小半径50 m
最高速度60 km/h
レンベルク通り駅-グムンデン湖畔駅間の三線軌条(1986年)。[1]

グムンデン - フォルフドルフ線(グムンデン-フォルフドルフせん、ドイツ語: Lokalbahn Gmunden–Vorchdorf)は、シュターン・ハッファール旅客交通の鉄道線の名称である。路線番号は161。グムンデン湖畔~グムンデン・クロスター広場間は併用軌道となっている。

歴史[編集]

2018年9月1日にグムンデン軌道線(当時174号線)のフランツヨーゼフ広場駅-グロスター広場駅間が開業し、グムンデン軌道線との直通運転を実施した[2][3]

当線の併用軌道区間であったグロスター広場駅-グムンデン湖畔駅間はグムンデン軌道線に編入された。かつて、ラートハウス広場にオーストリア国鉄ランバッハ-グムンデン地方線の前身となったブドヴァイス-リンツ-グムンデン馬車鉄道の終点があり、グムンデン軌道線のラートハウス広場駅とエンゲルホフ地方線駅の間のルートは馬車鉄道のルートと類似している。

2019年度のダイヤで、グムンデン軌道線も161号線に編入された。

運行形態[編集]

  • グムンデン駅前 - フォーフドルフ・エッゲンベルク
    全て各駅停車。平日30分に1本、休日1時間に1本の運行。グムンデン駅前 - エンゲルホフ間は本数が多く、平日毎時4本、休日毎時3本の運行となる。平日は、一部が、160号線と接続する。
    過去の運行状況(フランツヨーゼフ広場以西はグムンデン軌道線の記事を参照)
    2015年以前は、クロスター広場 - フォーフドルフ間の運行であった。平日は午前中1時間に1本、午後1時間に2本(クロスター広場 - 湖畔駅間は1時間に1本)の運行であった。土曜日は1時間に1本、休日は2時間に1本の運行であった。
    2015年末に、グムンデン湖畔駅止まりの列車の大部分がクロスター広場まで延伸された。
    2018年9月に、グムンデン軌道線がクロスター広場まで延伸され、直通運転を開始。エンゲルホフ以西は大増発され、エンゲルホフ以東も増発され、現在の本数となった。

駅一覧[編集]

以下では、グムンデン - フォルフドルフの駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。なお、全て各駅停車である。

路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 所在地
161 国鉄駅前駅 - 国鉄駅から
0.00
  170号線(オーバートラウン方面、リンツ方面) オーバーエスターライヒ州 グムンデン郡
陶器駅 0.60 0.60    
ロザリオ駅 0.40 1.00    
テニス広場駅 0.36 1.36    
クーファーツァイレ駅 0.24 1.60    
郡中隊区駅 0.45 2.05    
フランツヨーゼフ広場駅 0.27 2.32    
ラートハウス広場駅(*1) 0.22 2.54    
クロスター広場駅 0.35 2.89    
グムンデン湖畔駅 0.15 3.04 トラウンドルフから[4]
-0.3
 
ヴァイヤー城駅(*2) 0.7 3.7 0.4  
レンベルク通り駅 0.7 4.4 1.1  
エンゲルホフ地方線駅 0.7 5.1 1.8  
バウムガーテン・ヴァルドバッハ駅 1.1 6.2 2.9  
ウンターム・ヴァルト駅 0.7 6.9 3.6  
クシュヴァント・ラーベスベルク駅 0.7 7.6 4.3  
クシュヴァント・学校駅 0.5 8.1 4.8  
ノイウプ駅 1.2 9.3 6.0  
カール・ツ・ノイウプ駅 0.9 10.2 6.9  
アイゼンガッターン駅 1.3 11.5 8.2  
ライツィンク駅 1.6 13.1 9.8  
キルヒハム村駅 0.9 14.0 10.7  
キルヒハム駅 0.5 14.5 11.2  
ファルケノーレン駅 1.5 16.0 12.7  
ヴァイダハ駅 0.3 16.3 13.0  
エッゲンベルク城駅 0.9 17.2 13.9  
フォルフドルフ・エッゲンベルク駅 0.8 18.0 14.7 160号線(ランバッハ方面)

(*1) 2018年9月開業。 (*2) 2018年9月開業。

脚注・出典[編集]

  1. ^ 当時はランバッハ-グムンデン地方線(左側、標準軌)がグムンデン湖畔駅に通じており、グムンデン-フォルフドルフ線(右側、メーターゲージ)は(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅に通じていた。1988年にランバッハ-グムンデン地方線のグムンデン湖畔駅への旅客列車は廃止され、2009年に三線軌条が除去された。グムンデン-フォルフドルフ線は1990年に起点駅を(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅からグムンデン湖畔駅に変更し、このとき、レンベルク通り駅-グムンデン湖畔駅間に新しいグムンデン・トラウンドルフ駅が設けられたが、2014年にグムンデン湖畔駅が移転した際に廃止された。
  2. ^ BROSCHÜREN, FAHRPLÄNE UND INFORMATIONEN
  3. ^ Neue Traunsee-Tram in Betrieb genommen auf ORF-Oberösterreich vom 1. September 2018 abgerufen am 2.Septemeber 2018
  4. ^ 1990年に廃止された(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅からの距離

関連項目[編集]