クロロプレン

クロロプレン
構造式 クロロプレン
IUPAC名2-chloro-1,3-butadiene
別名2-クロロブタジエン
分子式C4H5Cl
分子量88.5
CAS登録番号126-99-8
形状無色液体
密度0.96 g/cm3, 液体
相対蒸気密度3.0(空気 = 1)
融点−130 °C
沸点59.4 °C
出典国際化学物質安全性カード

クロロプレン(Chloroprene)は、化学式CH2=CCl-CH=CH2ジエンである。IUPAC名は2-クロロ-1,3-ブタジエンである。

無色の液体で、特有の臭気を有する。に難溶、有機溶媒に易溶。重合して過酸化物を作りやすいため、通常はヒドロキノンフェノチアジンなどの抑制剤が加えられる。引火性が高く、刺激性も強い。

アセチレン二量化によって得られるビニルアセチレンへの塩化水素の付加,または ブタジエン塩素化で得られるジクロロブテンの脱塩酸によって合成される。

クロロプレンの合成法:アセチレン二量化と塩化水素付加

クロロプレンゴム(ネオプレン)の原料である。

日本では毒物及び劇物取締法により劇物に、消防法により危険物第4類に指定されている。

関連項目[編集]