クロックムッシュ

クロックムッシュ Croque monsieur
種類 サンドイッチ
発祥地 フランス
提供時温度 熱い
主な材料 パン、玉子、バター、ハム、チーズ(エメンタールチーズ)、塩、コショウ
派生料理 クロックマダム
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調理中のクロックムッシュ
クロックマダム

クロックムッシュフランス語: croque-monsieur)は、1910年フランスオペラ座近くのカフェで作られたホットサンドイッチの一種である[1][2]カフェバー軽食として提供される。

レシピ[編集]

パンハムチーズグリュイエールチーズエメンタールチーズなどが望ましい)をはさみ、バターを塗ったフライパンで軽く焼いてベシャメルソースモルネーソースを塗り、温かいうちに食べる。

ゆで卵や野菜をはさむ場合もあり、上面に目玉焼きを盛り付けたものは、クロックマダム (croque-madame) と呼ばれる。

由来[編集]

名前は「かりっとした紳士」という意味で、由来は定かではないが、一説には食べるときに音がして上品ではないので男性専用とされたという[3]。また、食べたときのカリッという音(フランス語でのクロッケ (croquer))からとも言われる[2]

1910年にはパリのカフェのメニューに掲載されていた。日本でも喫茶店の一部などがメニューに取り入れている。

雑学[編集]

マルセル・プルーストが1919年に書いた小説『花咲く乙女たちのかげに』(『失われた時を求めて』第2編)には、クロックムッシュが登場する。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ お菓子の由来物語 P.179
  2. ^ a b "クロックムッシュ". 和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典. コトバンクより2022年6月23日閲覧
  3. ^ 食の世界地図 P.162

参考文献[編集]

関連項目[編集]