クリス・ジョンソン (内野手)

クリス・ジョンソン
Chris Johnson
ワシントン・ナショナルズ コーチ補佐
マイアミ・マーリンズでの現役時代
(2016年4月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州コリアー郡ネイプルズ
生年月日 (1984-10-01) 1984年10月1日(39歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手
プロ入り 2006年 MLBドラフト4巡目
初出場 2009年9月9日
最終出場 2016年10月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

クリストファー・ドルトン・ジョンソンChristopher Dalton Johnson , 1984年10月1日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州コリアー郡ネイプルズ出身の元プロ野球選手内野手)。右投右打。現在は、MLBワシントン・ナショナルズの打撃コーチ補佐を務める。

父は元メジャーリーガー(内野手)でボストン・レッドソックスのコーチも務めたロン・ジョンソン英語版

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2003年MLBドラフト37巡目(全体1104位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、契約せずにステッソン大学へ進学した。

プロ入りとアストロズ時代[編集]

ヒューストン・アストロズでの現役時代
(2011年)

2006年MLBドラフト4巡目(全体129位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。

2009年9月9日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たした。

2010年は後半戦から三塁手のレギュラーとなり、規定打席未到達ながら打率.308を記録。ただし、BABIP.387とやや運に恵まれた面もあった。

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2012年7月29日にマーク・クラウスボビー・ボーチェリングとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[1]。移籍後最初の試合で満塁本塁打を放ち、球団史上初めて初試合で満塁本塁打という記録を作った。

ブレーブス時代[編集]

アトランタ・ブレーブスでの現役時代
(2013年9月14日)

2013年1月20日にマーティン・プラドランドール・デルガドニック・アーメドジーク・スプライルブランドン・ドルーリーとのトレードで、ジャスティン・アップトンと共にブレーブスへ移籍した[2][3]。ブレーブス加入1年目は打棒好調を維持し、ナショナルリーグ2位となる打率.321を記録した。左投手相手には.383、得点圏でも.336[4]とよく打った。

2014年1月17日にブレーブスと475万ドルの1年契約に合意し[5]、開幕ロースター入りした。5月2日にブレーブスと総額2350万ドルの3年契約(2018年・1000万ドルのオプション付き)に合意した[6][7]。2012 - 2013年に2年連続で打率.280以上・2シーズン通算27本塁打を放ったが、2014年は自己最多の153試合に出場しながら、打率.263・10本塁打・58打点とやや低調な数字に終わった。他方、走塁面では大幅な進歩を見せ、失敗なしで6つの盗塁を決めた。守備面では失策こそ前年からは半減以下となる6つに抑えたが、DRSは - 13という数値に終わった。

2015年、56試合でプレーしたが不振に陥り、打率.235、2本塁打、11打点という打撃成績だった。守備もイマイチで、三塁手を守った23試合では3失策守備率.923、DRS - 1、一塁手を守った20試合では1失策、守備率.992、DRS0という成績だった。

インディアンス時代[編集]

2015年8月7日にニック・スウィッシャーマイケル・ボーンとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[8][9]。インディアンス加入後は打撃がやや復調し、27試合に出場して打率.289、1本塁打、7打点を記録した。ただ、三振は多めで出場試合数とほぼ同等の25個を喫した。守備に就いたのは一塁手で10試合、三塁手で4試合であり、どちらのポジションでも失策なくこなした。オフの12月17日にDFAとなり[10]、21日に自由契約となった[11]

マーリンズ時代[編集]

2016年1月12日にマイアミ・マーリンズと1年契約を結んだ[12]。この年は内野の両コーナーの控えとして113試合に出場して打率.222、5本塁打、24打点を記録した。オフの11月3日にFAとなった[13]

マーリンズ退団後[編集]

2017年2月24日、ボルチモア・オリオールズスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。シーズンではA-級アバディーン・アイアンバーズ英語版とAAA級ノーフォーク・タイズでプレーし、2球団合計で69試合に出場して打率.292、11本塁打、37打点、1盗塁を記録した。オフの11月6日にFAとなった。

2019年はどの球団にも所属せず、プレーしなかった。

2019年2月23日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだが、3月20日に自由契約となった[13]

引退後[編集]

2021年よりホワイトソックス傘下のAAA級シャーロット・ナイツの打撃コーチに就任した[14]

2022年11月29日にホワイトソックスの打撃コーチ補佐に就任し[15]2023年の1シーズン務めた。

2024年シーズンからはワシントン・ナショナルズの打撃コーチ補佐を務める[16]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2009 HOU 11 23 22 1 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 0 6 0 .091 .130 .091 .221
2010 94 362 341 40 105 22 2 11 164 52 3 0 0 4 15 2 2 91 8 .308 .337 .481 .818
2011 107 405 378 32 95 21 3 7 143 42 2 2 0 4 16 3 7 97 2 .251 .291 .378 .670
2012 92 368 341 36 95 21 3 8 146 41 4 1 0 1 23 1 3 92 12 .279 .329 .428 .757
ARI 44 160 147 12 42 7 2 7 74 35 1 0 1 3 8 1 1 40 6 .286 .321 .503 .824
'12計 136 528 488 48 137 28 5 15 220 76 5 1 1 4 31 2 4 132 18 .281 .326 .451 .777
2013 ATL 142 547 514 54 165 34 0 12 235 68 0 0 0 2 29 5 2 116 20 .321 .358 .457 .816
2014 153 611 582 43 153 27 0 10 210 58 6 0 2 2 23 2 2 159 23 .263 .292 .361 .653
2015 56 162 153 12 36 7 0 2 49 11 2 1 0 1 7 0 1 49 3 .235 .272 .320 .592
CLE 27 93 90 6 26 4 0 1 33 7 0 0 0 0 3 0 0 25 2 .289 .312 .367 .678
'15計 83 255 243 18 62 11 0 3 82 18 2 1 0 1 10 0 1 74 5 .255 .286 .337 .624
2016 MIA 113 264 243 20 54 11 0 5 80 24 0 0 1 0 19 2 1 78 13 .222 .281 .329 .611
MLB:8年 839 2995 2811 256 773 154 10 63 1136 339 18 4 4 17 144 16 19 753 89 .275 .313 .404 .717

背番号[編集]

  • 23(2009年 - 2012年途中、2013年 - 2015年途中)
  • 28(2012年途中 - 同年終了)
  • 30(2015年途中 - 同年終了)
  • 12(2016年)
  • 38(2023年)

脚注[編集]

  1. ^ “Houston Astros trade their third baseman for two Mobile BayBears” (英語). AL.com. The Associated Press (Alabama Media Group). (2012年7月29日). http://www.al.com/sports/index.ssf/2012/07/houston_astros_trade_their_thi.html 2016年1月15日閲覧。 
  2. ^ Mark Bowman (2013年1月24日). “Braves acquire coveted outfielder J. Upton” (英語). MLB.com. 2015年12月21日閲覧。
  3. ^ Ben Nicholson-Smith (2013年1月24日). “Braves Acquire Justin Upton” (英語). MLB Trade Rumors. 2015年12月21日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、273頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  5. ^ Mark Bowman (2014年1月17日). “Braves avoid arbitration with four players” (英語). MLB.com. 2015年12月21日閲覧。
  6. ^ "Braves and Chris Johnson Agree to Terms on Three-Year Contract Extension". MLB.com (Press release) (英語). 2 May 2014. 2015年12月21日閲覧
  7. ^ Mark Bowman (2014年5月2日). “Johnson, Braves complete three-year extension” (英語). MLB.com. 2015年12月21日閲覧。
  8. ^ インディアンス、N.スウィシャーら外野手2人をブレーブスに放出”. ISM (2015年8月8日). 2015年8月9日閲覧。
  9. ^ Indians trade Nick Swisher, Michael Bourn and cash to Atlanta Braves for Chris Johnson” (英語). Ohio.com (2015年8月7日). 2015年8月8日閲覧。
  10. ^ Zach Links (2015年12月17日). “Indians Designate Chris Johnson For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2015年12月21日閲覧。
  11. ^ Transactions | indians.com” (英語). MLB.com (2015年12月21日). 2015年12月22日閲覧。
  12. ^ Joe Frisaro (2016年1月13日). “Marlins sign INF Johnson, RHP Jackson” (英語). MLB.com. 2016年1月15日閲覧。
  13. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2021年6月13日閲覧。
  14. ^ Wes Helms to Manage Knights in 2021, Full Coaching Staff Announced” (英語). MiLB.com (2021年2月3日). 2021年6月13日閲覧。
  15. ^ Chicago White Sox fill out coaching staff under Pedro Grifol” (英語). ESPN (2022年11月29日). 2023年7月7日閲覧。
  16. ^ Washington Nationals announce 2024 Major League coaching staff” (英語). MLB.com (2023年11月10日). 2023年11月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]