ギュルメ・ナムゲル

ギュルメ・ナムゲル(Gyurmed Namgyal, 1707年 - 1733年)は、インドシッキム王国ナムゲル朝)の第4代君主(在位:1717年 - 1733年)。

生涯[編集]

1717年、父王チャドル・ナムゲルの死により、王位を継承した[1]

ギュルメの治世、ブータン軍がしばしば侵攻したため、首都ラブデンツェの城塞化を図った。その際、ツォン族に強制労働を課し、彼らは同族のリンブー族の領域に逃げた[2]

1713年、ギュルメは嫡子無くして死亡した[1]。だが、ギュルメの尼僧が妊娠しており、死後に生まれた息子のプンツォ・ナムゲル2世が王位を継承した[1][2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Sikkim 2
  2. ^ a b 小谷『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』、p.380

参考文献[編集]

  • 小谷汪之『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』山川出版社、2007年。 

関連項目[編集]