キー・ラーゴ (映画)

キー・ラーゴ
Key Largo
監督 ジョン・ヒューストン
脚本 リチャード・ブルックス
ジョン・ヒューストン
原作 マクスウェル・アンダーソン
キー・ラーゴ英語版
製作 ジェリー・ウォルド英語版
出演者 ハンフリー・ボガート
エドワード・G・ロビンソン
ローレン・バコール
音楽 マックス・スタイナー
撮影 カール・フロイント
編集 ルディ・フェア英語版
製作会社 ワーナー・ブラザース
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 セントラル映画社
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年7月16日
日本の旗 1951年11月13日
上映時間 101分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
イタリア語
興行収入 $8,125,000[1]
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キー・ラーゴ』(原題: Key Largo)は、1948年アメリカ合衆国フィルム・ノワール。監督はジョン・ヒューストン、出演はハンフリー・ボガートエドワード・G・ロビンソンなど。原作はマクスウェル・アンダーソン1939年同名戯曲英語版

クレア・トレヴァーアカデミー助演女優賞を受賞している[2]

ストーリー[編集]

フロリダ州珊瑚礁列島フロリダキーズキーラーゴ島に、退役した元少佐フランク・マクラウドが、戦死した部下ジョージ・テンプルの遺族に会いにやって来る。しかし、未亡人ノーラとジョージの老父ジェームズが経営するホテルは、釣り客を装ったロッコをボスとするギャング一味の隠れ家となっていた。

先住民の脱獄囚を追って偶然ホテルを訪れたソーヤー副保安官に怪しまれた一味はソーヤーを拘束し、フランクらに正体を現した上でソーヤーを射殺する。一味は今夜中に偽札をギャング仲間のジギーに渡して逃げるつもりだったが、島にハリケーンがやって来たことで逃亡用の船を失う。そこでロッコは元軍人のフランクにホテルの船を操縦して自分たちをキューバまで連れて行くように命令する。危険なことは避けたいと頭では思いながら、同時に「戦いたい」との気持ちを抑えられないフランクは命令に従うことにする。フランクの身を案じたロッコの情婦ゲイは芝居を打ってロッコにすがりつき、その懐から銃を盗み取って密かにフランクに渡す。船を出したフランクは、ロッコの部下たちが甲板と船室に分かれたタイミングを見て、攻撃を開始する。まず甲板にいたフィーニーを巧みに騙して海に落とし、船酔いで甲板上にへたり込んでいたトーツを射殺する。その際にトーツの撃った弾がフランクの脇腹に当たるが、フランクは痛みをこらえて屋根に登る。そこに慌てて船室から出て来たカーリーをフランクは天窓から撃つ。船室に戻って息絶えたカーリーを見て慌てたロッコはガルシアに甲板に上がるように命令するが、それを拒んだガルシアを咄嗟に射殺してしまう。1人になったロッコは、フランクに様々な取引を持ち出し命乞いをするが、フランクは完全に無視し、船室から出て来たロッコを躊躇なく撃ち殺す。

一味を倒したフランクは船の進路を島に戻し、無線で救助を求める。そしてホテルで待つノーラに無事を伝える。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
NET
フランク・マクラウド ハンフリー・ボガート 久米明
ジョニー・ロッコ エドワード・G・ロビンソン 富田耕吉
ノーラ・テンプル ローレン・バコール 大塚道子
ジェームズ・テンプル ライオネル・バリモア 天草四郎
ゲイ・ドーン クレア・トレヴァー 七尾伶子
リチャード・ホフ(カーリー) トーマス・ゴメス 今西正男
エドワード・バース(トーツ) ハリー・ルイス英語版 近石真介
クライド・ソーヤー副保安官 ジョン・ロドニー英語版 市川治
ジギー マーク・ローレンス英語版
アンヘル・ガルシア ダン・シーモア英語版 渡部猛
ベン・ウェイド保安官 モンテ・ブルー英語版 吉沢久嘉
ラルフ・フィーニー ウィリアム・ハード英語版 小林清志
日本語スタッフ
演出 小林守夫
中村忠康
翻訳 森みさ
効果 芦田公雄
高橋剛
調整
制作 東北新社
解説 淀川長治
初回放送 1967年6月18日
日曜洋画劇場

※『殺人ホテル』の題でテレビ放映。日本語吹替はBlu-rayに収録[3]

スタッフ[編集]

出典[編集]

  1. ^ Movie Key Largo - Box Office Data, News, Cast Information” (英語). The Numbers. 2011年4月2日閲覧。
  2. ^ 第21回アカデミー賞”. 映画芸術科学アカデミー. 2023年5月18日閲覧。
  3. ^ 【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|キー・ラーゴ”. warnerbros.co.jp. 2023年5月18日閲覧。

外部リンク[編集]