キルヒホッフの法則 (放射エネルギー)

放射エネルギーにおけるキルヒホッフの法則(キルヒホッフのほうそく、: Kirchhoffsches Strahlungsgesetz) は、グスタフ・キルヒホフが提唱した法則である。

放射率εと吸収率αが等しいという法則。

ε = α

局所熱平衡状態で成り立つ、光と物体の相互作用に関する法則で、1860年に発見された。

用語[編集]

放射率[編集]

物体が熱放射で放出する光のエネルギー(放射輝度)を、同温の黒体が放出する光(黒体放射)のエネルギーで割った値を放射率(射出率)という。

放射率は、0以上1以下の値であり、物質により、また、波長により異なる。

吸収率[編集]

一方, ある波長の光が物体に当たった時、その光のエネルギーの内、物体に吸収されるエネルギーの割合を吸収率という。

吸収率も、物体により、また、波長により異なる。

関連項目[編集]