カワムラフウセンタケ
カワムラフウセンタケ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Cortinarius purpurascens | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
カワムラフウセンタケ(川村風船茸) |
カワムラフウセンタケ(川村風船茸)はフウセンタケ科フウセンタケ属の菌類。
形態[編集]
傘は径5~20cmで褐色、成長すると退色し淡褐色となる。形はまんじゅう形からほぼ平らに開き、湿時は若干の粘性を持つ。ひだは密で紫色だが、成熟すると褐色を帯びる。柄は鮮やかな紫色で繊維状の模様を有し、長さ5~15cm、太さ5~20㎜程度、基部が塊茎状に膨らむ。幼菌のうちは傘の辺縁部から柄にかけて皮膜状の菌糸を纏い、成菌になっても柄にその名残が見られることもある。肉は淡紫色で、加熱すると色味が増す。
生態[編集]
外生菌根菌であり、ブナ科その他の菌根形成性の樹木と菌根共生することにより生活する。
子実体は10月頃に発生し、単生~数本の株となり、しばしば菌輪を描く。
食用[編集]
食用となり、調理すると多少のぬめりが出る。菌根性であることもあり、栽培はされない。
類似した種[編集]
フウセンタケモドキ、モリノフジイロタケなどが存在。いずれも無毒であり、区別せず食用にできる。
有毒のフウセンタケの多くは紫色を呈さないため、有毒種との区別は比較的容易。
その他[編集]
和名は川村清一博士への献名となっている。