カミナリの「たくみにまなぶ」

カミナリの「たくみにまなぶ」〜そういえば茨城ばっかだな!〜』(カミナリのたくみにまなぶ そういえばいばらきばっかだな)は、2018年4月6日から2021年3月26日までテレビ朝日にて放送されていた茨城県インフォマーシャル。略称「カミいば」。後継番組の『いばらき推し』についてもここで取り扱う。

概要[編集]

茨城県鉾田市出身で「いばらき大使」[注 1]も務めるお笑いコンビカミナリ(竹内まなぶ・石田たくみ)が、タイトル通り"茨城の"を目指すべく、月替りで茨城県内の市町村の一つを注目エリアとして訪れ、その市町村の魅力と、旬の話題(観光スポットイベントグルメなど)を紹介、彼らがキャッチコピーを考案、発表する。主にテレビ朝日じゅん散歩[注 2]金曜日)の番組内で放送されており、視聴エリアは関東地方を中心に約1780万世帯に上る[1]。 茨城県には関東広域放送他県のような独立テレビ局も存在せず、全都道府県で唯一地元民放テレビ局が無いため広域局での広報となる。

タイトルの「たくみにまなぶ」は、「学ぶ」と、カミナリの二人(石田たくみ・竹内まなぶ)の氏名をかけ合わせて命名された。

2011年4月22日から7年間にわたって放送された『磯山さやかの旬刊!いばらき[注 1]を引き継ぐ形で、『じゅん散歩』番組終盤にて放送。

時間尺は完全版が2分、ダイジェスト版が30秒。冒頭、センター部分に「茨城県」と表示(観光地の映像をバックに表示。完全版、ダイジェスト版共通)、チャイム音とともに本編に入る。なお、本編入り直後にも画面左上に茨城県のロゴを表示。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大による影響により放送日程や内容などの変更が多くなり、すでに収録済みであってもお蔵入りとなった回も存在した。また、2020年度の大半は屋内での収録に変更となり、茨城の食・名産品・伝統工芸品などをスタジオから紹介する形となった。回によっては、東京有楽町アンテナショップIBARAKI sense」などで収録する場合もあった。なお、未放送となった回の一部はYouTubeの「いばキラTV」公式チャンネル内にて配信されている。

2021年4月2日より新年度とともにリニューアル、タイトルを『いばらき推し』と改め新装開店、引き続き『じゅん散歩』内にて放送。カミナリはナレーションとして引き続き出演[2]

進行[編集]

「茨城県」のタイトル表示に続き、映像が切り替わる。直後にカミナリが登場し「たくみに」(石田)「まなぶ!」(竹内)とタイトルコールし(この時にポーズをとり、稲妻マークが2個表示される)、タイトルロゴを下位置に表示してすぐ本編へ入る。なお、映像切り替え時にも黄色の稲妻状の太線(黒の縁取りあり)を挿入する。

変更点[編集]

  • 前番組『磯山さやかの旬刊!いばらき』で「茨城県」の隣に表示されていたハッスル黄門[注 3]のイラストがなくなり、県名のみの表示となった[注 4]
  • 冒頭のチャイム音が一新されているほか、ナレーションも女性が担当するようになった。

出演者[編集]

放送時間[編集]

※2021年3月時点

(テレビ朝日を基準とする(関東ローカル)。ただし、茨城県は提供クレジットは表示されずPT扱い)

この他にもBS朝日(全国放送)、茨城県の近隣県独立局とちぎテレビテレ玉チバテレ)でダイジェスト版(30秒)を放送する場合がある。

なお、テレビ朝日系列の特別編成(年末年始、報道特別番組、スポーツ中継など)のため放送休止となる場合も、別枠での放送となるか、もしくは配信のみ行われる。

また、放送予定は時期の状況等を考慮し、変更される場合もある。

ネット配信[編集]

前番組と同様、地上波放送後に茨城県公式サイトで視聴することができる。週1回、金曜日10:24頃更新。

このほか、茨城県ホームページ内「いばキラTV」および「いばらきインターネット放送局」でも配信を行っている。

放送リスト[編集]

カミナリの「たくみにまなぶ」 (放送リスト)[編集]

2018年度[編集]

テーマエリア 備考
2018年4月 ひたちなか市 4月27日は『じゅん散歩』が休止[注 6]のため枠外で放送。
2018年5月 鉾田市 カミナリの出身地。
2018年6月 潮来市
2018年7月 大洗町 7月6日は『じゅん散歩』が休止[注 6]のため枠外で放送。
2018年8月 つくば市
2018年9月 土浦市
2018年10月 笠間市
2018年11月 常陸太田市
2018年12月 大子町
2019年1月 (特別編) 有楽町にある茨城県アンテナショップIBARAKI sense」など、東京都内にある茨城関連店舗を紹介。
2019年2月 水戸市 水戸の梅まつり開催にちなむ。ハッスル黄門[注 3]がゲスト出演。
2019年3月 古河市 古河桃まつり開催にちなむ。磯山さやか[注 1]がゲスト出演。

2019年度[編集]

テーマエリア 備考
2019年4月[注 7] 那珂市常陸大宮市 平成最終月。初めてテーマエリアが複数地域となる(この月は2地区を紹介した)。
2019年5月 いばらき西部
八千代町結城市境町
令和初月の放送となったこの月、過去最多となる3地区を紹介。
たくみの病欠により、まなぶが単独で出演。助っ人として東京ホテイソン[注 8]がゲスト出演した。
なお、2分版では、たくみがナレーションを担当した。
2019年6月 鉾田市・茨城町 たくみが復帰。
2019年7月 日立市
2019年8月 常総市下妻市坂東市
2019年9月 石岡市かすみがうら市 かすみがうら市編は緒方湊[注 9]がゲスト出演。
2019年10月 行方市鹿嶋市
2019年11月 高萩市北茨城市
2019年12月 つくばみらい市守谷市・つくば市
2020年1月 大子町・常陸太田市・常陸大宮市
2020年2月 桜川市筑西市
2020年3月 龍ケ崎市 JR龍ケ崎市駅の新駅名変更(3月14日に旧・佐貫駅から改称[注 10])記念。
20・27日は牛久市を紹介する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて、放送・配信共に取り止めた[注 11]

2020年度[編集]

テーマエリア 備考
2020年4月 桜川市 4月10日5月8日の期間のみコロナ感染拡大による緊急事態宣言(1度目)[注 12]により、放送・配信共に休止[3][注 13]
土浦編は当初4月10日~4月24日に放送・配信予定だった。
2020年5月 土浦市
2020年6月 - 2021年3月 - 茨城の食・お取り寄せ品・伝統工芸品・お土産などを紹介。感染症対策のため屋内にて収録。

いばらき推し (放送リスト)[編集]

2021年度[編集]

関連項目[編集]

  • 磯山さやかの旬刊!いばらき - 前番組。カミナリは2017年5月19日放送の「茨城のメロン(鉾田市)」編にゲストとして出演した。
  • おはよう茨城 - かつてフジテレビで放送されていた茨城県の広報番組。
  • ガチャピンムック - もう一つの茨城県インフォマーシャルとして、フジテレビで2019年9月から放送されている「茨城は、かじってみなくちゃ、わからない!ガブリシャス!イバラキ!」のイメージキャラクターとして、緒方湊とともに出演(いばらきTV〈YouTube版〉、FODでも配信あり)[4]
  • しくじり先生 俺みたいになるな!! - 2020年3月31日(3月30日深夜)放送回にカミナリが出演し「しくじり都道府県・茨城県編」と題して授業を行った。授業では、7年連続魅力度最下位となった茨城県におけるしくじり要因を分析したほか、茨城県の知られざる魅力について紹介した。なお、地上波放送後の31日午前よりアベマビデオにて配信中。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c 前任者の磯山さやか(タレント)も、カミナリと同じ鉾田市出身かつ「いばらき大使」も務める。なお、磯山は2019年3月放送分(古河市編)にゲスト出演している。
  2. ^ タレント・俳優の高田純次冠番組。高田も茨城県を何回か散歩している。
  3. ^ a b 茨城県のマスコットキャラクターゆるキャラ)。前番組『磯山さやかの旬刊!いばらき』では2016年3月までCGで登場していた。声は鈴木清信が務めていた(後年はナレーションのみ担当)。本番組では2019年2月放送分(水戸市編)にぬいぐるみで出演した(ただし鈴木によるアテレコはなし。また、カミナリは助さん(たくみ)、格さん(まなぶ)にそれぞれ扮した)。同年3月でご隠居(引退)したため、最初で最後の出演となった。
  4. ^ 県のイメージアップキャンペーンを展開する場合は、そのキャッチコピーに表示を変更する場合もある。
  5. ^ 『じゅん散歩』は岩手朝日テレビにもネットされているが、金曜日は放送されていない(テレビショッピングを放送)。以前はメ~テレで同時ネットされていた(こちらも金曜日は放送されなかった)。
  6. ^ a b 羽鳥慎一モーニングショー』の緊急枠拡大に伴う。
  7. ^ この月のみ平成31年度。
  8. ^ カミナリと同じくグレープカンパニー所属。
  9. ^ 史上最年少野菜ソムリエプロであり、カミナリと同様「いばらき大使」を務める。
  10. ^ 関東鉄道の駅名は「佐貫駅」を引き続き使用。
  11. ^ 代替措置として、筑西市編などを再編集して放送した(ただし配信は休止)。
  12. ^ 茨城県における緊急事態宣言の発出期間は4月16日5月14日
  13. ^ 当該期間中の番組内のCM枠はACジャパンに差し替えとなった。

出典[編集]

外部リンク[編集]