オルファ

オルファ株式会社
OLFA CORPORATION
本社
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
537-0021
大阪府大阪市東成区東中本2-11-8
設立 1967年(昭和42年)6月8日
業種 その他製品
法人番号 6120001011887
事業内容 刃物手道具の製造販売
代表者 代表取締役 岡田 真一
資本金 3,600万円(払込資本金)
売上高 77億9,000万円(2020年12月期)
従業員数 102名(オルファワークス株式会社含む)
決算期 12月31日
主要子会社 オルファワークス株式会社
外部リンク https://www.olfa.co.jp/
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オルファは、大阪府大阪市東成区に本社を置く、世界で初めて折る刃式のカッターナイフを製造・開発した日本の刃物会社およびそのブランド名である。

折る刃式カッターナイフの誕生[編集]

1956年、岡田商会の創業者・岡田良男という青年が、ガラスをガラス切りで傷をつけて割るように切断することと、昔GHQから貰った格子状に切り込まれた板チョコレートを折るのを思い出して着想し[1]、使い込んで鈍った刃の先端の部分を折って捨て、刃の次の部分を先端として使うようにするカッターナイフを提案、特許出願をした[2]。最初は評判が悪かったが、やがて口づてでそのことが広がり、人気を集める。

岡田商会は資金繰りが悪化し、1967年に一旦清算。良男ら4兄弟で岡田工業を設立した。この折り刃式カッターナイフは、岡田商会(岡田工業)が原点であるということでブランド名を「折る刃」を元に「OLFA」(オルファ)とした。OLHAにしなかった理由は、Hの部分を発音しない言語が存在するためである[3]。岡田工業は1984年に正式社名をオルファに変更。刃の寸法(幅9ミリメートル・18ミリメートル)や折り筋角度(59度)などは全てデファクトスタンダードとなり、名実ともに折る刃式カッターの世界ブランドへと成長していった。

製品の特色[編集]

オルファの製品には、黄色を主体にした製品が多い。黒色の製品でも1ポイントに黄色を用いている。これは、カッターナイフは刃物であるため、不意に怪我などをしないよう、道具箱の中でも目立つようにするためである。オルファでは「その黄色はたまごの黄身の色に近いあたたかみのある黄色」と表現している。

ロータリーカッターは、イギリステーラーメードで使われていたはさみに代わるものとして考案された。オルファの世界初発明品である[4]

提供番組[編集]

現在
過去

脚注[編集]

  1. ^ 折る刃式カッターのすべて、誕生秘話 オルファのホームページ。ただし板チョコレートの溝は本来は折り線ではない。
  2. ^ 第一号製品は現在もオルファ本社に保存されている
  3. ^ 例としてフランス語。フランス人は「how」の発音が出来ず「アウ」になってしまう
  4. ^ 『工具の本2009』株式会社学習研究社、2009年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]