エレクトリックおばあちゃん

エレクトリックおばあちゃん
ザ・スパイダースシングル
B面 いつわりの恋
リリース
ジャンル グループ・サウンズ、ホットロッド
レーベル フィリップス・レコード/
日本フォノグラム

(FS-1156)
作詞・作曲 作詞:麻生ひろし
作曲:かまやつひろし
チャート最高順位
ザ・スパイダース シングル 年表
ふたりは今
(1970年)
エレクトリックおばあちゃん
(1970年)
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エレクトリックおばあちゃん」は、1970年9月25日に発売されたザ・スパイダースの楽曲である。

解説[編集]

1970年の12月に解散が決定したザ・スパイダースの、グループとしての最後のシングル。この後にもう一枚、三本締めを用いたオリジナル曲、「オメデトウゴザイマス」をリリースする予定だったが未発表に終わった。

詞・曲ともアメリカのポップ・デュオ、ジャン&ディーン1964年のヒット曲、「パサディナのおばあちゃん 」を下敷きに作られている。赤いダッジで通りを猛スピードで走る老婦人の歌で、同曲のパサディナに対し、こちらは青森県弘前市から来たおばあちゃんという設定である。歌詞にはハイジャックシージャックといった言葉が盛り込まれ、この年に日本で発生したよど号ハイジャック事件瀬戸内シージャック事件を連想させる作品となっている。

ソロは堺正章が担当。ドラムスは5月に脱退した田邊昭知に代わって加入した前田富雄が担当。前田はスパイダースのボーヤ(ローディー)を務める傍ら、田辺の下でドラムを勉強していた。

  • オリコンチャート67位を記録。
  • オリジナルLPには未収録。

ザ・スパイダース解散後、1986年にはNTTのCMソングとして、メンバーだったかまやつひろしの歌唱による『Let's call おばあちゃん』という替え歌が使用された。

収録曲[編集]

  1. エレクトリックおばあちゃん
    • 作詞:麻生ひろし/作曲:かまやつひろし/編曲:ザ・スパイダース 演奏時間:2分53秒
  2. いつわりの恋

舞台[編集]

エレクトリックおばあちゃん
脚本畑澤聖悟
登場人物工藤由佳子
三上晴佳
山上由美子
工藤良平
奥崎愛野
佐藤宏之
夏井澪菜
齊藤千恵子
北魚昭次郎
木谷勇太
近藤強
初演日2014年4月22日 (2014-04-22)
初演場所ねぶたの家 ワ・ラッセ
オリジナル言語日本語
ジャンル喜劇
舞台設定近未来の青森県内
公式サイト

青森県に本拠を置く劇団『渡辺源四郎商店』の第19回公演として2014年に本曲を題材とした舞台が上演された。青函連絡船八甲田丸就航50周年記念作品。

スタッフ(舞台)[編集]

  • 作・演出:畑澤聖悟
  • 舞台監督:伊勢谷早紀
  • 舞台監督補:三上晴佳、工藤良平
  • プロデュース:佐藤誠
  • ドラマターグ・演出助手:工藤千夏
  • 舞台美術:山下昇平
  • 制作:なべげんわーく合同会社
  • 共催(青森公演):NPO法人あおもりみなとクラブ

公演日程[編集]

開催地 会場 公演年月日 備考
青森県
青森市
ねぶたの家 ワ・ラッセ 2014年4月22日 - 4月24日 上演前に八甲田丸の機関長だった葛西鎌司氏[1]
を迎えたトークショーを開催。
東京都 下北沢ザ・スズナリ 2014年5月3日 - 5月6日 5月2日5月5日のみ『Noodles』
(作・演出:工藤千夏、出演:近藤強)も上演。

脚注[編集]

  1. ^ “最終便の機関長がガイド 青函連絡船廃止から30年”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2018年3月13日). https://www.sankei.com/life/news/180313/lif1803130040-n1.html 2019年7月31日閲覧。