エル・カブキ

エル・カブキ
左からデロリアン林、エル上田
メンバー デロリアン林
エル上田
結成年 2009年
事務所 フリー
マセキ芸能社
→フリー
活動時期 2009年6月 -
出身 札幌吉本(林)
NSC東京校8期(上田)
出会い 林の高校時代の同級生による紹介[1]
旧コンビ名 少年マイル、6人の悪魔(林)
蝉しぐれクラシック、ピルピル(上田)
現在の活動状況 ライブ、テレビ等
芸種 漫才
ネタ作成者 エル上田
現在の代表番組 エル・カブキの高輪GERAウェイ(GERA放送局)
同期
布川ひろき(トム・ブラウン
菅良太郎パンサー
かまいたちなど
上田
尾形貴弘(パンサー)
スリムクラブ
銀シャリなど
公式サイト 公式プロフィール(マセキ時代)
受賞歴
2014年 第1回NHK新人お笑い大賞 本選出場
2016年 第16回決戦!お笑い有楽城 優勝
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エル・カブキ
YouTube
チャンネル
活動期間 2016年 -
登録者数 2550人
総再生回数 1,402,163回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年4月5日時点。
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エル・カブキは、フリーで活動する日本のお笑いコンビ2011年から2021年まではマセキ芸能社に所属していた。

メンバー[編集]

デロリアン林(本名:林 寿夫〈はやし ひさお〉 (1982-10-25) 1982年10月25日(41歳) - )
ボケ担当(本人はきっかけ担当と回答している[2])。
北海道函館市出身、函館大学付属有斗高等学校函館短期大学付属調理製菓専門学校卒業[3]。身長180 cm、血液型A型[3]
実家のラーメン屋を継ぐ予定で調理学校を卒業、2年間調理師として働くも勤務していた店の偉い人と喧嘩別れしてしまったことで、料理の道を諦める[4]。調理師から断ち切ろうと高校時代に好きだったお笑いへの道を志した経緯があるため、芸人として料理の腕を披露するのは躊躇いがある。
2004年から3年ほど同級生とのコンビ「少年マイルよしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌事務所所属)」として活動、2008年に上京した。その後、一度だけコンビ「6人の悪魔」を組んでいる。
親にいじめを助長するとしてダウンタウン禁止令を出され、『元気が出るテレビ』『北野ファンクラブ』を観て育ったためビートたけしを尊敬している[1](相方・上田からはたけし軍団の方が過激ないじめだとツッコまれている[4])。
プロレスアニメゾンビ映画が好き。けん玉が得意。麻雀のやりすぎでヘルニアを患った[5]
エル上田(本名:上田 雪博〈うえだ ゆきひろ〉 (1984-01-19) 1984年1月19日(40歳) - )
ツッコミ・ネタ作り担当。
神奈川県川崎市出身、神奈川県立百合丘高等学校卒業[3]東京経済大学中退。身長167 cm、血液型A型[3]
NSC東京校8期出身。現在のコンビ以前は「蝉しぐれクラシック」「ピルピル」といったコンビを組んでいた。当時はSMA HEET Projectに所属し、「ピルピル」時代の相方はコールユーブンゲン(現・ガシャァン)。
爆笑問題の漫才を見て衝撃を受け芸人を目指した。その後に影響を受けたのは『鶴瓶上岡パペポTV』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のフリートークコーナー。これらの台本があるようでない話芸に憧れを抱き、現在の漫才もこの延長線上として考えている。
理詰めで相手を泣かすタイプ[6]
読書家で、自宅には所狭しと本が積まれている。相方・林と同じくプロレス好き。ブラジリアン柔術を長く習っている[7]

略歴・芸風[編集]

2009年6月結成[8]。フリーで活動後、2011年にマセキ芸能社へ所属。

芸能人のマニアックな情報や時事ネタを扱った林のボケに、上田が補足説明を詳しく入れてから「誰が分かるんだよ」とツッコむ漫才を得意とする。ネタ作りの際は題材にする人物の本を読んだり、関係者へ取材したりなど参考にしている[9]。一貫してしゃべくり漫才を演じ、所謂コント漫才には興味がない旨を述べている。時事ネタ漫才に属するが社会風刺をするつもりはなく、前述のように1人の人物や話題の出来事を深堀りしていくネタを突き詰めていった結果であり、上田は純粋な時事ネタ芸ではないと述べている[10]

衣装は2019年頃から革ジャンで揃えている。

2017年からは格闘技知識を活かし、格闘技「RIZIN」ネット中継でのバックステージリポートを務める。中継での通り名は「マセキの浅草キッド」。

コンビ名は、互いの好きなものを組み合わせようと上田が「エル・サムライ」、林が漫画・花の慶次から「傾奇者」を提案し合体させたのが由来。ただし説明が長くなるため、メディア向けには「エル・サムライザ・グレート・カブキのプロレスラー2人を組み合わせた」と話している[11]玉袋筋太郎からは「ネタが傾奇者」と評された。なお、もう1つの候補は「カブキ・スイシーダ」だった[11]。正式に決まるまでは林の吸っていた煙草に由来する「アメスピ」として舞台に出たこともある[11]

2017年からその日の時事ネタを配信し続け、2020年2月にJAPAN PODCAST AWARDS実行委員会が選定する日本のポッドキャスト賞『JAPAN PODCAST AWARDS 2019』の20作品にノミネート[12]

2020年4月、番組オーディションの帰りに林が楽屋で足を不意に激突させ、アキレス腱を断裂。当時出ていた非常事態宣言とは無関係にzoom漫才の練習を開始[13]

2021年8月31日をもって、約10年間所属していたマセキ芸能社を退所[14]。上田は「誰も言っちゃいけないみたいな空気感はぶち破りたい」と述べており、忖度なき笑いを追求する[10]。2023年2月23日の配信単独ライブ「世界一決定戦」では松竹芸能退所後のTKOをゲストとして招き、活動復帰後初めてネタを披露した[15]

賞レース戦績[編集]

M-1[編集]

年度 結果 エントリー
No.
会場 日程 備考
2010 3回戦進出
2015 2回戦進出 332 雷5656会館ときわホール 10月11日
2016 3回戦進出 104 ルミネtheよしもと 10月25日
2017 104 10月23日
2018 87 10月16日
2019 206 11月10日
2020 2回戦進出 279 よしもと有楽町シアター 10月31日
2021 1回戦敗退 624 シダックスカルチャーホールA 8月2日
2022 2回戦進出 190 雷5656会館ときわホール 10月16日
2023 59

その他[編集]

単独ライブ[編集]

  • チャンピオン細(2013年3月20日、新宿シアターミラクル)
  • 上田雪博は、なぜ林寿夫を殺さなかったのか(2014年3月26日、新宿シアターブラッツ)
  • 年刊実話(2016年12月13日、新宿バティオス)[17]
  • 年刊実話2017 ~リアルワン〜(2017年12月19日、新宿シアターモリエール)
  • 年刊実話 ~放送OK演芸2018~ (2018年12月14日、座・高円寺2)
  • 年刊実話~時事ネタ第3世代~(2019年12月13日、座・高円寺2)[18]
  • 年刊実話2020~漫才地獄五輪~(2020年11月29日、東京・野方区民ホール)[19]
  • エル・カブキが60分で上半期を振り返る単独ライブ『カミハンキンポー』(2021年6月27日、東京・野方区民ホール)[20]
  • 「エル・カブキ60分漫才単独ライブ」~お笑いポポロに載ってみたかった~(2021年12月27日、東京・LOFT9 Shibuya)[21]
  • エル・カブキ60分漫才で上半期を振り返る「燃えよカミハン」(2022年6月24日、東京・新宿バティオス)[22]
  • エル・カブキ60分漫才で2022年下半期を振り返る『超SHIMOHAN』(2022年12月27日、東京・新宿バティオス)[23]
  • 4エル・カブキ60分漫才で2023年上半期を振り返る『エル歌舞伎町』(2023年6月24日、東京・新宿バティオス)[24]

出演歴[編集]

テレビ[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ[編集]

Web放送[編集]

  • エル・カブキの活字ヤク中(ニコジョッキー 毎月第3水曜日 20:00~20:55)
  • エル・カブキの聞かなければ負けだよ!(仮)(2017年12月21日 - 、エル・カブキ公式チャンネル[57]) - 動画時事漫談。
  • エル・カブキの今日の10分おろし(2017年12月26日 - 、エル・カブキ公式チャンネル) - 音声のみの時事漫談。2018年以降不定期でゲストを招いたトークライブを開催。
  • SODカウントダウン ありがとうパーティー第二部(2019年1月11日、ダイトリチャンネル[58]) - 総合MC
  • 石橋貴明プレミアム(2019年3月24日、AbemaTV) - 上田のみ
  • ダースレイダーとエル・カブキの”#うっかり?”(2019年6月20日 – 、Darthチャンネル)
  • エル・カブキのオールナイトニホン1(2020年3月4日、エル・カブキ公式チャンネル)

ネットラジオ[編集]

  • エル・カブキの高輪GERAウェイ(2020年、GERA放送局

脚注[編集]

  1. ^ a b 【ビッくらぼんの365日・芸人日記(258)】少し毒のある漫才でブレークを狙うコンビ、エル・カブキ(1/3)
  2. ^ エル・カブキ「冗談手帖」登場、デロリアン林のきれいな瞳に鈴木おさむ驚愕”. お笑いナタリー (2017年1月14日). 2020年9月13日閲覧。
  3. ^ a b c d 公式プロフィール(pdfファイル)参照
  4. ^ a b ルーフトップ刊「Rooftop」2018年6月号17頁
  5. ^ 冷蔵庫からキュウリを2本とった際、ギックリ腰になったらしい。
  6. ^ エル・カブキ、冠「オールナイトニッポンR」でメジャーになる方法募集”. お笑いナタリー (2017年12月29日). 2017年2月24日閲覧。
  7. ^ 安倍季実子 (2022年11月6日). “何が魅力? お笑い芸人が「水道メーター検針」バイトをする理由”. withnews.jp. 2023年2月23日閲覧。
  8. ^ エル・カブキ | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2022年3月3日閲覧。
  9. ^ 【ビッくらぼんの365日・芸人日記(258)】少し毒のある漫才でブレークを狙うコンビ、エル・カブキ(2/3)
  10. ^ a b NewsCrunch編集部: “フリー芸人だからM-1にも噛みつける! エル上田のタブーなき漫才”. WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ) (2022年6月22日). 2023年2月23日閲覧。
  11. ^ a b c あのコンビ名の由来を知りたい Vol.1 エル・カブキ、スーパーニュウニュウ、ガクヅケ、春組織、銀兵衛”. ぴあ. 2021年8月1日閲覧。
  12. ^ 日本のポッドキャスト大賞を決めるJAPAN PODCAST AWARDS 2019、ノミネート20作品を発表”. ITmedia NEWS (2020年2月19日). 2020年2月22日閲覧。
  13. ^ エル上田(エル・カブキ) (2020年4月10日). “【この時期にアキレス腱断裂】4/10まるで戦時中!? 巣鴨の現在『100日後に死ぬワニ』発売 ふなっしーは今!? TKO木下vsプロレス界など JAPAN PODCAST AWARDS ノミネート番組! エル・カブキの今日の10分おろし#778#エルラジhttps://youtu.be/DQneosk4y2g pic.twitter.com/fOmafRgjdK”. @el_ueda. 2020年4月22日閲覧。
  14. ^ エル・カブキがマセキ芸能社を退所”. お笑いナタリー (2021年8月31日). 2021年8月31日閲覧。
  15. ^ TKOがエル・カブキ単独ライブにゲスト出演、復帰後初のネタ披露”. お笑いナタリー (2023年2月7日). 2023年2月23日閲覧。
  16. ^ 2月25日はエル・カブキのオールナイトニッポンR!【生放送!】”. ニッポン放送 (2017年12月29日). 2017年2月20日閲覧。
  17. ^ “時代に逆行する者”エル・カブキ、2年9カ月ぶりに単独ライブ開催 - お笑いナタリー”. お笑いナタリー. 2018年4月21日閲覧。
  18. ^ エル・カブキが今年も単独「年刊実話」開催、宝石のような笑顔に出会うため(コメントあり)”. お笑いナタリー (2019年10月25日). 2019年12月13日閲覧。
  19. ^ 「誰かは傷つける笑いは俺たちが残す」エル・カブキ単独「年刊実話2020」開催(コメントあり)”. お笑いナタリー (2020年9月20日). 2020年12月3日閲覧。
  20. ^ エル・カブキが2021年上半期を振り返るライブ、街裏ぴんく&虹の黄昏も参加(コメントあり)”. お笑いナタリー. 2021年12月27日閲覧。
  21. ^ エル・カブキ、下半期振り返る単独「お笑いポポロに載ってみたかった」開催(コメントあり)”. お笑いナタリー. 2021年12月27日閲覧。
  22. ^ エル・カブキが上半期を振り返る単独開催「いつもより激しい漫才になる」”. お笑いナタリー (2022年4月25日). 2023年2月23日閲覧。
  23. ^ Inc.. “エル・カブキが単独ライブで下半期おさらい「とにかく面白い漫才はここにもある」”. 2022年12月9日閲覧。
  24. ^ Inc, Natasha (2023年5月29日). “時事漫才を毎日アップ中のエル・カブキ、上半期を振り返る単独「エル歌舞伎町」”. お笑いナタリー. 2023年8月9日閲覧。
  25. ^ ランジャタイのがんばれ地上波! お笑い蠱毒王②”. TVer (2024年3月12日). 2024年3月16日閲覧。
  26. ^ 囲碁将棋、馬鹿よ貴方は、エル・カブキら13組「ANN初笑いSP」に”. お笑いナタリー. 2020年3月6日閲覧。
  27. ^ 2015年6月20日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  28. ^ 2015年7月18日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  29. ^ 2015年09月19日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  30. ^ 2015年11月07日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  31. ^ 2015年12月19日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  32. ^ 2016年02月06日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  33. ^ 2016年03月05日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  34. ^ 2016年04月23日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  35. ^ 2016年05月21日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  36. ^ 2016年6月4日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  37. ^ 2016年09月03日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  38. ^ 2016年12月03日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  39. ^ 2017年01月07日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  40. ^ 2017年03月04日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  41. ^ 2017年04月07日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  42. ^ 2017年05月19日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  43. ^ 2017年06月02日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  44. ^ 2017年12月1日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  45. ^ 2018年02月02日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  46. ^ 2018年04月06日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  47. ^ 2018年05月04日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  48. ^ 2018年07月06日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  49. ^ 2018年09月07日放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  50. ^ 2018年11月2日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  51. ^ 2019年01月04日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  52. ^ 2019年03月01日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  53. ^ 2019年05月03日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  54. ^ 2019年09月13日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  55. ^ 2019年10月04日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  56. ^ 2020年03月06日(金)放送”. TBSラジオ. 2020年6月2日閲覧。
  57. ^ 開設当初は放送作家の名を冠した「深町哉チャンネル」。改題する形で移行している。
  58. ^ 収録は2018年12月31日。

外部リンク[編集]