エルネスト・マルセル

エルネスト・マルセル(Ernesto Marcel、 1948年5月23日 - 2020年6月29日)は、パナマ出身の元プロボクサー。元WBA世界フェザー級チャンピオン。王座を4度防衛に成功した。

経歴[編集]

長身、スピーディな試合巧者で、1971年11月11日、愛媛県松山市の愛媛県立ラグビー場特設リングで時のWBC世界フェザー級チャンピオン柴田国明に挑戦、柴田の強打を巧みに封じたが、引分けで涙を呑む。

しかし西城正三から王座を奪ったアントニオ・ゴメスに、1972年に挑戦し、判定勝ちしてWBA世界フェザー級王者となる。

前王者ゴメスや日本の根本重光らを相手にタイトルを4度防衛した後、チャンピオンのまま引退。これは母の希望に従ったものだという。最後の防衛戦で後の名王者アレクシス・アルゲリョを判定に退けた試合が光る。

通算戦績[編集]

  • 47戦41勝(24KO)4敗2引分け

関連項目[編集]

前王者
アントニオ・ゴメス
WBA世界フェザー級王者

1972年8月19日 - 1974年(返上)

空位
次タイトル獲得者
ルーベン・オリバレス