エダムチーズ

エダムチーズ（英語: Edam [ˈiːdæm]、オランダ語: Edammer (kaas) [ˈeːdɑmər (kaːs)]）は、ゴーダチーズと並ぶオランダの代表的なチーズのひとつ^[1]。北部のエダム地方が原産で^[2]、牛乳を原料としている^[3]。

製造には脱脂乳を使用する^[4]。いつごろかは明らかにされていないが、かつては全乳を使用していた^[4]。脂肪分が低いチーズとして有名^[5]。熟成にはチーズダニを用いる^[3]。

戦後日本に輸入されたチーズの第一号ともいわれる^[5]。オランダからの輸出用のエダムチーズには赤色のパラフィンワックスがかけられていることから、日本では赤玉とも呼ばれた^[1]。オランダ国内消費用のエダムチーズには黄色のワックスが施される^[1]。

種別はハードチーズに分類されそのまま食べるほか、粉チーズとして料理に使われることも多い^[3]。

出典[編集]

^ ^a ^b ^c 本間るみ子『チーズ: 種類・選び方・おいしい食べ方』保育社〈カラーブックス〉、1997年、33-35頁。ISBN 9784586508990。
^ “オランダ”. チーズ辞典. 雪印メグミルク株式会社. 2018年4月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c “エダム”. チーズ辞典. 雪印メグミルク株式会社. 2018年4月22日閲覧。
^ ^a ^b 日仏料理協会編『フランス食の事典（普及版）』株式会社白水社、2007年、78頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
^ ^a ^b 『チーズ入門』日本食糧新聞社〈食品知識ミニブックスシリーズ〉、2017年、40頁。ISBN 9784889272604。