ウィリアム・ティンダル

ティンダルの焚刑
処刑の際に「主よ、イギリス国王の目を開きたまえ」と叫んだと伝えられる

ウィリアム・ティンダル(William Tyndale [ˈtɪndəl], 1494年あるいは1495年 - 1536年10月6日)は、イギリスの宗教改革家で聖書ギリシャ語ヘブライ語原典から初めて英語に翻訳した人物。はじめはヘンリ8世の好意を得たが、王の結婚に反対して信任を失った。また宗教改革への弾圧によりヨーロッパを逃亡しながら聖書翻訳を続けるも、1536年逮捕され、現在のベルギーで焚刑に処された。その後出版された欽定訳聖書は、ティンダル訳聖書に大きく影響されており、それよりもむしろさらに優れた翻訳であると言われる。実際、新約聖書の欽定訳は、8割ほどがティンダル訳のままとされる。

すでにジョン・ウィクリフによって、最初の英語訳聖書が約100年前に出版されていたが、ティンダルはそれをさらに大きく押し進める形で、聖書の書簡の多くの書を英訳した。

文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

田川訳の伝記に関するもの[編集]