イスクシュバーン
イスクシュバーン | |
|---|---|
| 町 | |
| Iskushuban | |
 1940年に作られたイタリア統治時代の役所跡 | |
  イスクシュバーン  イスクシュバーン | |
| 座標：北緯10度17分0秒 東経50度14分0秒 / 北緯10.28333度 東経50.23333度座標: 北緯10度17分0秒 東経50度14分0秒 / 北緯10.28333度 東経50.23333度 | |
| 国 |  プントランド /  ソマリア |
| 地域 | バリ地域 |
| 地区 | イスクシュバーン地区 |
| 政府 | |
| • 市長 | Mohamud Ismail Isse |
| 人口 （2005[1]） | |
| • 合計 | 8,508人 |
| 等時帯 | UTC+3 (EAT) |
イスクシュバーン (Iskushuban, Scusciuban, Isku-Shuban, Isskushuban, ソマリ語: Iskushubaan) はソマリアのプントランドのバリ地区にある町。ナツメヤシの栽培が盛ん[2]。郊外を含めた領域はイスクシュバーン地区と呼ばれる。
人口動態[編集]
国際連合開発計画の2005年の調査によると、イスクシュバーン都市部の人口は8508人、郊外を含めたイスクシュバーン地区全体の人口は45,027人[1]。
教育[編集]
プントランド教育省の2012年の資料によると、イスクシュバーン地区には8つの小学校がある[3]。
歴史[編集]
イスクシュバーンは1895年にイタリアで書かれたヒキガエルの分布調査の論文の中で「Scusciuban」の名で掲載されている[4]。
イスクシュバーンは1951年にイギリスで出版されたイギリス領ソマリランドに関する書籍にも「Isskushuban」として掲載されている[5]。
最近の歴史[編集]
2014年8月、イスクシュバーンで、プントランド軍の兵士が銃殺される事件が発生した。この兵士は地元の長老Cumar Gees-dirirに招待されていた[6]。
2015年9月、イスクシュバーンで数十の農場を巻き込む大規模な火災が発生した[2]。
2017年3月、イスクシュバーン地区周辺が旱魃となった[7]。この旱魃を機会に、イスクシュバーン市長は毎年の旱魃予防策として、5月からの3か月間、公用牧草地の閉鎖を行うことになった[8]。
2019年4月、イスクシュバーン地区のXiriiro村で、ISISのソマリア支部であるKooxda Daacishの副司令官Cabdixakiin Dhoqobが、車で移動中、ソマリア軍とアメリカ軍の共同作戦により爆撃で殺害された[9]。
2020年10月、イスクシュバーン地区で外部から来た炭鉱労働者が自生するMimusops angel（アカテツ科の樹木）を伐採する事件があった。伐採された木の中には樹齢300年のものも含まれていた[10][11]。
2020年11月、イスクシュバーン地区はソマリアでサイクロン・ガティの被害が最も大きく、6万人が直接の被害を受けた[12]。
2020年12月、イスクシュバーン議会の改選が行われ、27人の議員が任命された。最大氏族はCismaan Maxamuudの11名、2番目はCali Saleebaanの7名、3番目はUgaar Saleebaanの3名となった[13]。
2021年1月、イスクシュバーン近郊で氏族紛争が発生した。その原因は、一方の氏族が井戸を掘ったことにあると見られる[14]。（ソマリ人にとって、土地に恒久設備を作ることは、その土地の所有権を主張しているとみなされることがある。）プントランド政府は争いを調停するため、バリ地域副知事に調停会議の組織を命じた。プントランド政府は、土地の違法な私有化が原因とみている[15]。2月、プントランド政府の複数の政府長官が出席する和平会議で、争っていたCismaan Maxamuud氏族とUgaas Saleebaan氏族が和解の予備合意に達した[16]。
政治家[編集]
自然・施設[編集]
イスクシュバーンには川（ワジ）の途中で水がたまった湖があり、アイシャ・ダーマード（Isha dhalmado, Ishii dhalmado）と呼ばれる公園になっている。
画像[編集]
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イスクシュバーン湖（川）遠景 -
イスクシュバーン湖 -
イスクシュバーン湖の滝
脚注[編集]
- ^ a b “Regions, districts, and their populations: Somalia 2005 (draft)”. UNDP. 2013年9月21日閲覧。
- ^ a b c “Isku-Shuban Administration given details massive blaze that consumed tens farms”. goobjoog.com. (2015年9月23日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “Puntland - Primary schools”. Ministry of Education of Puntland. 20120310時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月26日閲覧。
- ^ Lanza, Benedetto (2013-07-12). “A CHECK-LIST OF THE SOMALI AMPHIBIANS”. Monitore Zoologico Italiano 15 (1): 151-186. doi:10.1080/03749444.1981.10736634 2022年1月17日閲覧。.
- ^ John Anthony Hunt (1951年). “A general survey of the Somaliland protectorate 1944-1950”. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Kooxo hubeysan oo askar ku toogtay deegaanka Isku-shuban ee gobolka Bari”. hiiraan.com. (2014年8月24日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b “GUDOOMIYAHA”ISKU-SHUBAN OO KA HADLAY BIYO LA’AAN KA JIRTA DEGANADAASI.”. puntlandpost.net. (2017年3月11日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “Puntland oo dhul loo seereynayo xoolo-dhaqatada si ay jiilaalka ugu baxsadaan”. radioergo.org. (2019年6月24日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ allsbc.com. (2019年4月15日). https://allsbc.com/dfs-oo-xaqiijisay-in-duqeyn-lagu-dilay-c-xakiin-dhoqob/+2022年1月16日閲覧。
- ^ “Muhiimada dhirta”. daljir.com. (2020年11月7日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “Muxuu yahay geedkan 300 sano jirka ahaa ee laga jaray Puntland?”. bbc.com. (2020年10月15日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ OCHA (2020年12月9日). “Soomaaliya - Warbixinta Duufaanta Gati #7”. 2022年1月16日閲覧。
- ^ “Sidee Beelaha degan Degmada Isku-shuban u qeybsan doonaan Xildhibaanada Golaha Deegaanka ?”. idilnews.com. (2020年12月1日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b “Puntland oo wado dadaallo xal loogu raadinayo beelo ku dagaallamay deegaan hoos taga Iskushuban”. bbc.com. (2021年1月11日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “PUNTLAND TO CONVENE A MEDIATION CONFERENCE OVER ISKUSHUBAN CLASHES”. puntlandpost.net. (2021年1月21日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “HESHIIS NABADEED OO LAGA GAARAY COLAADDII DEGMADA ISKU-SHUBAN”. puntlandpost.net. (2021年2月22日) 2022年1月16日閲覧。
- ^ “Gudoomiye kuxeenka degmada isku shuban: ” Abaaro ayaa kajirta degmada iyo tuulooyinka hoosyimaada””. daljir.com. (2017年12月30日) 2022年1月16日閲覧。