アンブレラ・アカデミー
The Umbrella Academy アンブレラ・アカデミー | |
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ジャンル | |
原作 |
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原案 | スティーブ・ブラックマン |
企画 | ジェレミー・スレイター |
出演者 | |
作曲 | ジェフ・ルッソ |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 3 |
話数 | 30(各話リスト) |
各話の長さ | 45–60分 |
製作 | |
製作総指揮 |
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プロデューサー |
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撮影地 | |
撮影監督 |
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編集 |
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製作 |
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配給 | Netflix NBCユニバーサル・テレビジョン・ディストリビューション |
放送 | |
放送チャンネル | Netflix |
映像形式 | 4K |
音声形式 | ドルビー・デジタル |
放送期間 | 2019年2月15日 | - 放送中
公式ウェブサイト |
アンブレラ・アカデミー(The Umbrella Academy)は、ダークホースコミックスが発行したコミックシリーズ『The Umbrella Academy』を原作とし、スティーヴ・ブラックマンが制作した、Netflixのスーパーヒーロードラマ[1]。2019年2月15日にシーズン1が配信された[2]。2シーズン、3シーズンも製作・配信された[3][4]。2022年8月26日、ファイナルシーズンとなるシーズン4に更新された。
登場人物[編集]
アンブレラ・アカデミー[編集]
1989年10月1日、妊娠していない女性が突然出産するという事象が世界中で発生。
資産家で冒険家のハーグリーブズ卿が、その内の7人を養子として迎え入れ、幼少時から厳しい訓練を課して創り上げた私設スーパーヒーロー組織。
ハーグリーブズ卿は子供達を名前ではなく1〜7号の番号で呼んでいた。
17年前の銀行強盗事件で活躍しメディアでも人気を博していたが、任務中の負傷が原因でベン(6号)が死亡したことをきっかけに子供達の不満が爆発。ルーサー(1号)以外が家を出て、事実上の解散状態となった。
- ヴァーニャ・ハーグリーブズ / ヴィクター・ハーグリーブズ / 7号 / “ホワイトヴァイオリン"
- 演 - エリオット・ペイジ[5] (長谷川暖〈ヴァーニャ〉→大野智敬〈ヴィクター〉)
- 出演 - シーズン1〜
- 音をエネルギーに変えて強力な念動波を発する能力。
- アカデミー離脱後に、アカデミーの内情を暴露する自伝を出版し、家族との仲が険悪になっていた。バイオリン奏者で、楽団で演奏したり、教室で生徒に教えたりしている。
- 7人の中で一人だけ超能力が発動しないために仲間外れにされ、任務にも参加していなかったが、実は誰よりも強い能力を秘めていたものの、その力が制御不能だと判断したハーグリーブズ卿が与えた薬により、能力を抑制されていた。
- 彼女の能力が、ファイブが未来で見た人類滅亡に大きく関わっている。
- シーズン3からは自身がトランスジェンダーであることを自覚し、名前を「ヴァーニャ」から「ヴィクター」へと改めた(日本語吹き替えもそれに合わせて変更された)。
- ルーサー・ハーグリーブズ / 1号 / "スペースボーイ”
- 演 - トム・ホッパー(木内秀信)
- 出演 - シーズン1〜
- 怪力と強靭な肉体を持つ宇宙飛行士。
- 他の兄弟が離脱した後もアカデミーに残り一人で任務をこなしていたが、7年前に任務に失敗して重傷を負う。ハーグリーブズ卿が投与した血清の効果で回復したものの、副作用で上半身が獣のように変化する。その後、4年前からハーグリーブズ卿の指示で月面の観測基地に追いやられていた。
- 幼少時よりアリソンに好意を抱いている。
- ディエゴ・ハーグリーブズ / 2号
- 演 - デイビッド・カスタニェーダ (辻井健吾)
- 出演 - シーズン1〜
- 投げたナイフを自在に操る能力。格闘技の達人でもある。
- アカデミー離脱後はジムで働く傍ら、独自に自警団活動をして警察に目を付けられている。
- 兄弟の中でも最も父親に反抗的な態度を取っているが、「ナンバー1」(父親のお気に入り)だったルーサーに対抗意識を燃やすなど、心の底では父親に認められたいという願望を持っていた。
- 母親代わりのグレースに強い愛情を持っている。
- アリソン・ハーグリーブズ / 3号
- 演 - エミー・レイヴァー・ランプマン (ニケライ・ファラナーゼ)
- 出演 - シーズン1〜
- 言葉で相手を操る能力。「噂を聞いたの〜」と囁くと、相手は言われた通りに行動してしまう。
- アカデミー離脱後はモデルや女優として活躍し、セレブに。一人娘(クレア)が居るが、子育てに能力を使っていたことを夫(パトリック)に目撃されて離婚。親権も夫に取られている。
- クラウス・ハーグリーブズ/ 4号
- 演 - ロバート・シーハン (烏丸祐一)
- 出演 - シーズン1〜
- 死者を見たり会話をする能力。
- アカデミー離脱後は薬物中毒とアルコール中毒でリハビリ施設を出たり入ったりしていた。
- マゾヒストで同性愛者。ヘイゼル達から盗んだブリーフケース型タイムマシンでベトナム戦争時代に時間移動をした際に、軍隊で出会ったデイブという男性と恋に落ちる。
- シーズン1終盤で、霊のベンを媒介に、生前ベンが有していた特殊能力を発動する新たな力に目覚めた。
- ファイブ・ハーグリーブズ / 5号
- 演 - エイダン・ギャラガー (石川賢利)
- 出演 - シーズン1〜
- 時間や空間を移動する能力。高い暗殺術を有する。
- 17年前に時間移動をしたまま行方不明になっていたが、ハーグリーブズ卿の葬儀の日に突如戻ってきた。
- ハーグリーブズ卿に止められていた時間移動を独断で行った結果、2019年4月10日に起こった人類滅亡後の未来から戻れなくなり、孤独に40年近くを過ごしていたところを"委員会"にスカウトされる。委員会の指令により暗殺者として任務に従事していたが、人類滅亡を回避するために規則を破って現代に戻ってきたため、委員会から追われている。
- 時間移動の影響で13歳当時の姿に戻っているが、実年齢は53歳である。
- ベン・ハーグリーブズ / 6号/スパロー アカデミー2号
- 演 - ジャスティン・H・ミン
- 出演 - シーズン1〜
- 体を怪物に変身させる能力。
- シーズン1時点で故人。クラウスだけが認識できる霊として登場。自堕落な生活をするクラウスに苦言を呈しているが、相手にされていない。
- 幽霊なのになぜか死亡時点より歳を取っており、兄弟と同様の年齢相応な容姿をしている。
- シーズン1終盤では人や物に触れたり、クラウスを介して生前の能力を発揮することもあった。
- レジナルド・ハーグリーブス卿
- 演 - コルム・フィオール (堀越富三郎)
- 出演 - シーズン1〜
- 稀代の資産家にして冒険家。7人の子供達を養子にしてアンブレラ・アカデミーを創設した。時代を超越した知識と科学技術を有する謎多き人物。
- 秘密主義で厳格にして冷徹。子供達にも愛情を示さなかったことでルーサー以外からは疎まれていたが、ポゴ曰く「彼なりに」子供達のことは愛していたらしい。
- シーズン1 第1話で急死する。その葬儀で子供達が再会したことから物語が始まる。その死は、世界を救うべく子供達を再び団結させるために自ら計画したものであったことが判明する。
- グレース
- 演 - ジョーダン・クレア・ロビンス (和優希)
- 出演 - シーズン1〜
- ハーグリーブズ卿が子供達の"世話役兼保護者"として作ったロボット。
- 時折言動に不自然なこともあるが、子供達を愛情を持って育てており、子供達からも母親として慕われている。
委員会(コミッション)[編集]
時間線を守るためにあらゆる時代を監視し、時間の連続を乱すものを暗殺している謎の組織。
ブリーフケース型のタイムマシンを複数保有し、暗殺者にはカプセルに入った指令書を送りつけて指示を出している。
- チャチャ
- 演 - メアリー・J. ブライジ (内海安希子)
- 出演 - シーズン1
- 委員会がファイブを暗殺するために派遣した女性の暗殺者。任務に忠実。
- ヘイゼルとは長年コンビを組んでいる。
- ヘイゼル
- 演 - キャメロン・ブリットン (石川栄一)
- 出演 - シーズン1〜
- 委員会がファイブを暗殺するために派遣した巨漢の暗殺者。特殊能力はないが、肉弾戦でルーサーと互角に戦うほどの強さを見せる。
- かねてより委員会の処遇に不満を抱いており、人類滅亡が事実だと知ると残りの時間を自由に過ごしたいと考え、任務を放棄して好意を抱いていたアグネスを連れて逃避行の旅に出る。
- ハンドラー
- 演 - ケイト・ウォルシュ (和優希)
- 出演 - シーズン1〜
- ファイブをスカウトした委員会の幹部。ケース担当官や暗殺部隊などに指示を出す現場の司令官。
- ファッションショーのような華美な服装をしており、尊大な態度を取る。
- 人類滅亡は確定事項と捉えており、これを防ごうとするファイブを止めるために、暗殺チームの一団やチャチャ、ヘイゼルを派遣したり、ファイブを懐柔しようとしたりと画策する。
その他の登場人物[編集]
- レナード・ピーボディ / ハロルド・ジェンキンス
- 演 - ジョン・マガロ (井之上潤)
- 出演 - シーズン1
- 建具師。ヴァーニャにバイオリンを習いに来たのをきっかけに親しくなる。実はある目的を持ってヴァーニャに近づいた。
- レナード・ピーボディは偽名で、本名はハロルド・ジェンキンス。出産直後に母親が死亡し、父親からは日常的にDVを受けていた。同じ日に生まれたためアンブレラ・アカデミーに憧れており、家から逃げ出したいという願望も相まって、「自分にも超能力があるはずだからアカデミーに入れて欲しい」と懇願するが、ハーグリーブズ卿に門前払いされたことから恨みを抱く。
- 暴力を振るってきた父親に逆上して殺害し、10 年間服役していた。
- 出所後はアカデミーへの復讐の機会を伺っていたが、偶然にハーグリーブズ卿の日記を入手したことでヴァーニャの秘められた力の存在を知り、復讐に利用するために親しくなり、その力を解放させようと目論むが、ヴァーニャに日記が見つかり逆上したヴァーニャに殺される。
- ユードラ・パッチ
- 演 - アシュリー・マデクウィ (和優希)
- 出演 - シーズン1
- 女性刑事。かつてディエゴと付き合っていた。
- チャチャやヘイゼルが起こした殺人事件を捜査していたが、チャチャに撃たれて死亡する。
- アグネス
- 演 - シーラ・マッカーシー (塙英子)
- 出演 - シーズン1
- ヘイゼルが通う"グリディのドーナツ店"の女店主。趣味はバードウォッチング。
- ヘイゼルと恋に落ち、店を閉めて共に逃避行の旅に出る。
エピソード[編集]
シーズン | 話数 | 放送期間 | |||
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1 | 10 | 2019年2月15日 | |||
2 | 10 | 2020年7月31日 | |||
3 | 10 | 2022年6月22日 |
シーズン1 (2019)[編集]
通算 | 話数 | タイトル | 原題 | 監督 | 脚本 |
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1 | 1 | 大富豪の死 | We Only See Each Other at Weddings and Funerals | ピーター・ホアー | ジェレミー・スレイター |
2 | 2 | 逃れられない運命 | Run Boy Run | アンドリュー・バーンスタイン | スティーブ・ブラックマン |
3 | 3 | 7号としての人生 | Extra Ordinary | アンドリュー・バーンスタイン | ベン・ネディビ マット・ウォルパート |
4 | 4 | 月に行った男 | Man on the Moon | エレン・クラス | ローレン・シュミット・ヒスリック |
5 | 5 | 5号 | Number Five | エレン・クラス | ボブ・デローレンティス |
6 | 6 | かなわぬ願いを想う日 | The Day That Wasn't | ステファン・サージク | スネハ・コース |
7 | 7 | 恐れた悪夢が起きた日 | The Day That Was | ステファン・サージク | ベン・ネディビ マット・ウォルパート |
8 | 8 | ウワサを聞いたの | I Heard a Rumor | ジェレミー・ウェッブ | ローレン・シュミット・ヒスリック スネハ・コース |
9 | 9 | 変化 | Changes | ジェレミー・ウェッブ | ボブ・デローレンティス エリック・W・フィリップス |
10 | 10 | ホワイトバイオリン | The White Violin | ピーター・ホアー | スティーブ・ブラックマン |
シーズン2 (2020)[編集]
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 |
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11 | 1 | "またふりだしへ" "Right Back Where We Started" | Sylvain White | Steve Blackman | 2020年7月31日 |
12 | 2 | "フランケルの記録" "The Frankel Footage" | Stephen Surjik | Mark Goffman | 2020年7月31日 |
13 | 3 | "スウェーデンの三つ子" "The Swedish Job" | Stephen Surjik | Jesse McKeown | 2020年7月31日 |
14 | 4 | "マジェスティック12" "The Majestic 12" | Tom Verica | Bronwyn Garrity | 2020年7月31日 |
15 | 5 | "ヴァルハラ" "Valhalla" | Tom Verica | Robert Askins | 2020年7月31日 |
16 | 6 | "軽食への招待" "A Light Supper" | エレン・クラス | Aeryn Michelle Williams | 2020年7月31日 |
17 | 7 | "目には目を" "Öga for Öga" | エレン・クラス | Nikki Schiefelbein | 2020年7月31日 |
18 | 8 | "7段階の症状" "The Seven Stages" | Amanda Marsalis | Mark Goffman Jesse McKeown | 2020年7月31日 |
19 | 9 | "743" "743" | Amanda Marsalis | Bronwyn Garrity Robert Askins | 2020年7月31日 |
20 | 10 | "何かの終わり" "The End of Something" | Jeremy Webb | Steve Blackman | 2020年7月31日 |
シーズン3 (2022)[編集]
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 |
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21 | 1 | "もうひとつの家族" "Meet the Family" | Jeremy Webb | Steve Blackman Michelle Lovretta | 2022年6月22日 |
22 | 2 | "世界最大の糸玉" "World's Biggest Ball of Twine" | Cheryl Dunye | Jesse McKeown | 2022年6月22日 |
23 | 3 | "ポケットに秘められた力" "Pocket Full of Lightning" | Cheryl Dunye | Robert Askins | 2022年6月22日 |
24 | 4 | "クーゲルブリッツ" "Kugelblitz" | Sylvain White | Aeryn Michelle Williams | 2022年6月22日 |
25 | 5 | "最も倫理的な決断" "Kindest Cut" | Sylvain White | Elizabeth Padden | 2022年6月22日 |
26 | 6 | "Marigold" "Marigold" | Jeff F. King | Lauren Otero | 2022年6月22日 |
27 | 7 | "別れの時" "Auf Wiedersehen" | Kate Woods | Michelle Lovretta | 2022年6月22日 |
28 | 8 | "世界の終わりの結婚式" "Wedding at the End of the World" | Paco Cabezas | Jesse McKeown Aeryn MIchelle Williams | 2022年6月22日 |
29 | 9 | "最も倫理的な決断" "Seven Bells" | Paco Cabezas | Robert Askins | 2022年6月22日 |
30 | 10 | "オブリビオン" "Oblivion" | Jeff F. King | Steve Blackman Robert Askins | 2022年6月22日 |
評価[編集]
批評[編集]
本作は批評家から好意的な評価を受けている。批評集積サイトのRotten Tomatoesには87件のレビューがあり、批評家支持率は75%、平均点は10点満点で7.2点となっている[6]。また、Metacriticには22件のレビューがあり、加重平均値は61/100となっている[7]。
受賞[編集]
脚注[編集]
- ^ Meslow, Scott (2019年2月15日). “The Umbrella Academy Series Premiere Recap: Reunited (and It Feels So Bad)” (英語). Vulture. 2020年5月8日閲覧。
- ^ Patten, Peter White,Dominic (2019年4月16日). “Netflix Reveals Viewing Data For ‘Umbrella Academy’, ‘The Highwaymen,’ ‘Triple Frontier’ & ‘Fyre’ Doc” (英語). Deadline. 2020年5月8日閲覧。
- ^ “The Umbrella Academy Season 2 | Official Date Announce | Netflix”. youtube. 2020年5月18日閲覧。
- ^ Andreeva, Nellie (2020年11月10日). “‘The Umbrella Academy’ Renewed For Season 3 By Netflix” (英語). Deadline. 2020年11月11日閲覧。
- ^ 2020年11月以前の名義は「エレン・ペイジ」。
- ^ (英語) The Umbrella Academy: Season 1 2020年7月6日閲覧。
- ^ The Umbrella Academy 2020年7月6日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト (日本語)
- アンブレラ・アカデミー - IMDb(英語)