アナナス

アナナスAnanas)とは、本来はパイナップルのことであるが、園芸上はパイナップル科の植物(特に園芸上の価値のあるもの)の総称を意味することが多い。この意味でのアナナスは、アナナス属 (Ananas) の他、グズマニア属 (Guzmania)、エクメア属 (Aechmea)、インコアナナス属 (Vriesea)、ブロメリア属 (Bromelia) などがある。

解説[編集]

ポルトガル人がアメリカ大陸でパイナップルを発見したとき、原住民がナナス(亀の実)と呼んでいたことに由来するという[1]。これにポルトガル語の接頭辞が付いてアナナスとなった[1]ポルトガルスペインフランスなどパイナップルの一般名も「アナナス」と称する地域がある[1]

これらの植物には葉が美しいものがあり、観葉植物として栽培される。また、花苞(一見、花のように見える部分。実際は葉の変化したもの)も美しい。繁殖は株分けが中心である。着生植物が多く、ミズゴケで栽培する。また、葉の間に水を蓄えるものが多い。エアープランツチランジア属)もこれらの仲間に含まれる。

脚注[編集]

  1. ^ a b c パイナップル”. 丸果石川中央青果. 2019年10月19日閲覧。