ひみつのアイプリ

プリティーシリーズ > ひみつのアイプリ
ひみつのアイプリ
ジャンル アイドル音楽
ゲーム:ひみつのアイプリ
ゲームジャンル トレーディングカードACG
リズムゲーム
開発元 シンソフィア
発売元 タカラトミーアーツ
キャラクターデザイン 梨本裕美
プレイ人数 1人
稼動時期 2024年4月4日[1] -
キャラクターボイス あり
通信機能 インターネット通信
ゲーム:アイプリバース
ゲームジャンル トレーディングカードACG
リズムゲーム
開発元 シンソフィア
発売元 タカラトミーアーツ
プレイ人数 1人
稼動時期 2024年4月4日[1] -
キャラクター名設定 可能
キャラクターボイス あり
通信機能 インターネット通信
アニメ
原作 タカラトミーアーツ
シンソフィア
監督 藤咲淳一山口健太郎
シリーズディレクター Park Chi Man(チーフディレクター)
シリーズ構成 市川十億衛門
キャラクターデザイン 梨本裕美(原案)
永野佑貴
音楽 森いづみ
アニメーション制作 OLMDONGWOO A&E
製作 テレビ東京、アイプリ製作委員会
放送局 テレビ東京系列
放送期間 2024年4月7日 -
漫画
原作・原案など タカラトミーアーツ
シンソフィア
作画 みたう
出版社 小学館
掲載サイト ちゃおプラス
発表期間 2024年4月8日 -
関連作品
テンプレート - ノート
プロジェクト ゲームアニメ
ポータル ゲームアニメ

ひみつのアイプリ』は、タカラトミーアーツシンソフィアが共同開発したトレーディングカードアーケードゲームおよび、同ゲームを原作とするテレビアニメプリティーシリーズの第5世代に当たる。

本記事では『ひみつのアイプリ』と同時に稼働を開始する関連筐体の『アイプリバース』(AIPRI VERSE)についても解説する。

概要

2010年に稼働を開始した『プリティーリズム』を起源とするプリティーシリーズの第5世代である。2024年4月よりアーケードゲームが稼働を開始し、同時期にテレビアニメやコミカライズ等のメディアミックスも開始された。2021年10月から稼働していた第4世代の『ワッチャプリマジ!』は本作の開始と入れ替わりで終了となるが、マイキャラデータ等は『アイプリ』と同時に稼働を開始するクロスオーバー作品『アイプリバース』への引き継ぎキャンペーン実施を予定している[1]

2024年1月26日の製作発表記者会見において、齊藤なぎさが公式アンバサダーへ就任した[2]

また、本作では筐体と連動した「アイプリブレス」やミルフィーカードを始めとした玩具およびリップマニキュアなどのコスメ用品がタカラトミーアーツではなく、親会社のタカラトミーから発売される[1][注 1]

ストーリー

私立パラダイス学園中等部1年生の青空ひまりは、女子寮で見つけたアイプリブレスを装着した事により「ひみつの扉」を通り抜けてアイドルプリンセス、略してアイプリとなってしまった。アイプリデビューした事を「ひみつ」として隠し通さなければならなくなってしまったひまりだが、実は幼馴染みでルームメイトの星川みつきも既に人気アイプリ「ミー」として活動しており、ひまりを含めた周囲の人物にそれを「ひみつ」にしていた。2人は互いに「ひみつ」を抱えていた上、一緒にアイプリデビューするという幼少期の約束を双方が破っていたため関係がギクシャクしかけたが、互いにアイプリになっていた事を打ち明かす。

こうして、2人の「ひみつ」を抱えながらの学園生活とアイプリでの活動の日々が始まった。

登場キャラクター

主要人物

青空 ひまり(あおぞら ひまり)
声 - 藤寺美徳[3]
主人公。私立パラダイス学園中等部1年生で、学園の女子寮に入っている。8月18日生まれ、血液型O型、好きな食べ物はサーモン寿司、テーマカラーはミルキーピンク。
明るく元気な性格ではあるが、引っ込み思案・人見知りかつ「キンチョーしぃ」(あがり症)。そのため人前に出ると極度に緊張してしまうが、親友のみつきと額を突き合わせる「ひみつのおまじない」によりあがり症を抑える事が出来る。活動目標は「友達を1万人作る」こと。アイプリに憧れていたものの前記の性格からデビューを躊躇っていたが、ある晩生徒会室でアイプリブレスを見つけ偶然装着した事により、アイプリデビューする事になってしまう。
ミーちゃんのファンであるが、第2話でみつきから打ち明かされるまでその正体が彼女である事に全く気づいていなかった[注 2]ドッジボールでは最後まで逃げ切ることができる。使用ブランドはPoppin' Heart(ポッピンハート)。
現実世界ではピンク色のツインテールだが、アイプリバース内ではツインテールが伸び、ドリル状になる。
ゲームでは稼働当初より使用可能。
星川 みつき(ほしかわ みつき)
声 - 平塚紗依[3]
もう1人の主人公。私立パラダイス学園中等部1年生で、ひまりとは幼馴染みかつ女子寮のルームメイトで大親友。
9月12日生まれ、血液型A型、好きな食べ物はカレーライス、テーマカラーはミルキーブルー。クールで真面目な性格だが、お化けが大の苦手。ピアノお菓子作りが得意。使用ブランドはMiracle Moon(ミラクルムーン)。
本編開始前から「ミー」という芸名でアイプリとして活動しており既に人気を集めていたが、ひまりを含む周囲の人物にはそれを隠し通していた[注 2]。幼少期にひまりと一緒にアイプリデビューすると約束していたが、ひまりにアイプリについて色々と教えてあげたいという思惑から先にデビューした。ひまりがアイプリデビューした事に伴い、アイプリでの芸名を「ミー」から本名の「みつき」に改名する事を宣言し、ひまりに秘密を打ち明けた。
現実世界では金髪のセミロングだが、アイプリバース内では臀部まで届くロングヘアとなり、頭頂部にミルキーブルーのリボンをつけている。
ゲームでは稼働当初より使用可能。
鈴風 つむぎ(すずかぜ つむぎ)
声 - 久保ユリカ[4][注 3]
ひまりがアイプリバースで出会ったミステリアスな少女。その正体や行動目的は謎に包まれている。当初は名前も不明だったが、第3話でひまりに名前を明かす。ひまりとは過去に面識がある様子。
12月25日生まれ、血液型不明、好きな食べ物はバナナ、テーマカラーはミルキーイエロー。使用ブランドはFlower March(フラワーマーチ)。
一条寺 サクラ(いちじょうじ サクラ)
声 - 日比優理香[4]
中等部2年生で、生徒会長。勝ち気で面倒見がよい性格で、口調は比較的男性的。学園内での人気は非常に高い。
アイプリデビューしたひまりにその正体を秘匿する事を忠告し、更に生徒会で彼女をプロデュースする事を宣告する。
3月25日生まれ、血液型B型、好きな食べ物はプリン、テーマカラーはルビーレッド。使用ブランドはScarlet Butterfly(スカーレットバタフライ)。
ゲームでは稼働当初より使用可能。
二階堂 タマキ(にかいどう タマキ)
声 - 鈴木杏奈[4]
中等部2年生で、生徒会副会長。穏やかで上品な性格で、口調も丁寧。
2月2日生まれ、血液型B型、好きな食べ物はショートケーキ、テーマカラーはロイヤルブルー。使用ブランドはRosession(ロゼッション)。
三ツ葉 アイリ(みつば アイリ)
声 - 徳井青空[4]
中等部2年生で、生徒会会計。にぎやかでお調子者な性格。関西弁で喋る。
10月31日生まれ、血液型AB型、好きな食べ物は変な味のグミたこ焼き。テーマカラーはフレッシュグリーン。使用ブランドはRAINBOW CANDY(レインボーキャンディ)。
四之宮 リンリン(しのみや リンリン)
声 - 和多田美咲[4]
中等部2年生で、生徒会書記。データ分析が得意。敬語で喋る。
9月27日生まれ、血液型AB型、好きな食べ物はハンバーガー。テーマカラーはビビッドオレンジ。使用ブランドはBear Bear Bear(ベアベアベア)。
真実夜 チィ(まみや チィ)
声 - 大地葉[4]
中等部1年生で、ひまりたちのクラスメイト。アイプリの情報に詳しい。ロックが好きで特技はギター
11月24日生まれ、血液型O型、好きな食べ物はラーメン。テーマカラーはパステルパープル。使用ブランドはLove My Music(ラブマイミュージック)。
現実世界では紫色のボブヘア。アイプリバース内でも容姿はあまり変わらないが、緑色のカチューシャを付ける。
第2話でミーとの歌合戦を行ったが、ミーにバズリウムチェンジを決められ敗北した。

アイプリバースの関係者

赤井めが姉ぇ(あかいめがねぇ)
声 - 伊藤かな恵[4]
シリーズを通じて登場する、赤いフレームの眼鏡がトレードマークのナビゲーション担当キャラクター。本作ではアイプリバース内に駐在しており、ひまりたちアイドルプリンセスのサポート役として登場する。『プリティーリズム』シリーズと同様にコーデやメイクの相談も担当している。
アイムゥ
本作品におけるマスコットであり、アイプリバース中でアイプリたちに1体ずつ提供されるアイスクリームを象ったAI。個体ごとに味(個性)・口調が異なる。アイドルプリンセス達をサポートする。
MCアイムゥ(エムシーアイムゥ)
声 - 森久保祥太郎[4]
アイムゥの一体で、黒を基調とした体色であり、右頭頂部のミラーボールサングラスが特徴。バース内の番組『アイプリバースデー』のMCを担当している。
ゲーム版『ひみつのアイプリ』ではリズムゲームのナビゲートを担当。
スパイシーP(スパイシーピー)
声 - 杉山里穂
『アイプリバースデー』の審査員の一人。冷静沈着な性格で理論派。
ゲーム版では他の審査員より厳しく採点する傾向がある。
ミズ・マカロン
声 - 中村カンナ
『アイプリバースデー』の審査員の一人。涙もろく感動屋。
ゲーム版では寛容な採点をすることが多い。
DJホット(ディージェーホット)
声 - 中村和正
『アイプリバースデー』の審査員の一人。ファンキーな性格で感覚派。
ゲーム版では比較的中立だが非常に気まぐれで、厳しさはプレイするごとに変わる。

私立パラダイス学園

大須賀 ヴィクトリア(おおすが ヴィクトリア)
声 - 石上静香
私立パラダイス学園の学園長。銀髪を後頭部で2つの大きなシニヨンでまとめ、側頭部を縦ロールにした髪型が特徴。
生徒のアイプリ活動に関しては学業が疎かになるとして否定的な考えを持っており、万が一生徒が問題を起こせば『プリパラ』シリーズの大神田グロリアのようにアイプリを禁止することも視野に入れているため、生徒会とは対立している[5]
更科 しょうま(さらしな しょうま)
声 - 遊佐浩二
私立パラダイス学園の教師でひまり達のクラスの担任。穏やかな性格。
星川 八雲(ほしかわ やくも)
声 - 田丸篤志
みつきの兄。
青空 ひなた(あおぞら ひなた)
声 - 石橋陽彩
ひまりの兄。
ゆうま
声 - 石上静香
私立パラダイス学園初等部に通う少年。

主要人物の家族

星川 八雲、青空 ひなたについては「私立パラダイス学園」の説を参照。

青空 友希(あおぞら ともき)
声 - 高橋伸也
ひまりの父。
青空 ひなの(あおぞら ひなの)
声 - 阿澄佳奈
ひまりの母。
青空 ひいろ(あおぞら ひいろ)
声 - Machico
ひまりの妹。
フクちゃん
声 - Machico[6]
青空家で飼われているパグ

用語

アイドルプリンセス
本作品におけるアイドルの名称で、作中では略称の「アイプリ」が主に使用される。アイプリバースを拠点に活動している。
アイプリバース
作中に登場する仮想空間。『プリティーリズム』シリーズのプリズムショーの世界に相当する。アイプリブレスを使用する事で出現するひみつの扉から入場でき、この中に入った人物はスカイダイビングのような演出で魔法陣をくぐり抜けアイプリとしての姿に変身する。
アイプリたちはこの世界の中で活動する。
アイプリブレス
腕時計型のキーアイテム。アイプリバースへの出入りやバズリウムチェンジ発動などに使われる。
上記の通りタカラトミーから実際に販売されており、アーケードゲーム版のセーブ媒体も兼ねている。
アイプリバースデー
アイプリバース内で放送されているオーディション番組。司会はMCアイムゥ。オーディション参加者のステージを審査員3人が評価し、合格すると正式にアイプリとしてデビューする事になる。ゲームでは1人あたり3点満点で採点されるが、アニメでは1人1票でステージが良いと判断すればボタンを押す形式。
ゲーム版ではこの番組を舞台としている。
バズリウムチェンジ
ライブが最高に盛り上がることで発動する特別なアクション。ライブの終盤、ステージが暗くなった時にアイプリブレスを掲げると光り輝くコーデに早着替えする。『プリパラ』シリーズにおける「サイリウムチェンジ」に相当。
ゲーム版では画面左上のバズパワーゲージを特定のタイミングまでに満タンにすると発動でき(『プリパラ』の「プリズムボイス」を踏襲)、成功するとバズリウムボーナス1点分が追加される(前述の審査員の持ち点と合わせて10点満点)。
アニメ版では物語の鍵を握る要素で、新システムとして最近導入されたばかりであり、『アイプリバースデー』では第1話でのひまりが番組内で史上初めて発動したとされる他、アイリ曰く生徒会組も今まで発動したことがないらしい。
ムギちゃん
ひまり達が幼い頃に流行したウサギのキャラクター「プリうさ」のぬいぐるみ。中学生になった今も大切にしている。


ゲーム

いずれも2024年4月4日に稼働を開始した[1]。プレイ料金はいずれも100円となっている。

データをセーブする媒体は上記のアイプリブレス、店頭で配布されるセーブカード、インターネット上で使用するWEBセーブカードの3種類となり、ゲーム開始時にそれらに付属するセーブコードを読み取る事でセーブしたデータを使用できる[7]

ひみつのアイプリ

第2世代の『プリパラ』以降3世代にわたり続いた縦型画面の筐体ではなく、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』で採用されていた横画面型筐体を採用しており、リズムゲームは筐体から排出される「アイプリカード」をスキャンテーブル上で操作する方式となっている[8]

ゲームではアイプリカードを2枚まで使用可能[7]。ゲームで使用するキャラクター・コーデ・楽曲は最初にスキャンしたアイプリカードに記載されている内容で決定されるため、過去作のようにゲーム内で選択する事は出来ないが、『アイプリバース』のマイキャラは後述の方法で使用可能[7]。ゲームはオーディション形式となっており、1回のプレイにつき審査員となるキャラクターがランダム3人で配置されている。画面の指示に従ってカードを操作して「バズパワー」を貯め、特定のタイミングまでにゲージが満タンになると終盤でステージが暗くなり「バズリウムチェンジ」が発動する。

ゲーム終了後に審査員によるジャッジが入り、今回のゲームの結果が10点満点で評価され(ただし、満点を出すにはバズリウムチェンジの成功が必須となる)、点数に応じて不合格、合格、大合格などのランクがつけられる。また、ランクに応じてゲーム後に追加購入できる枚数も変わる。

なお、過去作のゲーム中盤の特殊なアクション(プリズムジャンプ、メイキングドラマ、やってみた、イリュージョン等)やボーナスステージ(神チャレンジライブ、キラッとチャンス等)に相当する要素は現時点で導入されていない。

アイプリカードには「うた」「ダンス」「ファッション」の3つの「タイプ」が存在し、一部の審査員はプレイヤーのタイプによって厳しさが変わることがある。また、アイプリカードの裏面にはコーデの説明やゲームの豆知識なども書かれている。

アイプリバース

第4世代の『ワッチャプリマジ!スタジオ』と同じ縦型筐体を使用したタイトルで『ひみつのアイプリ』と同時に稼働を開始した[1][8]。第4世代『ワッチャプリマジ!』まで導入されていたマイキャラデザイン機能は本作が引き継いでおり、過去のシリーズ作品を含めたクロスオーバー要素が採り入れられている[8]

ゲームモードはマイキャラ編集機能の他にメインとなるミニゲーム「ひろばであそぶ」が存在しており、「ミニライブ」と「パシャリング」の2種類から選択してプレイする。ゲームの舞台となる「アイプリひろば」では4人のアイプリが登場しており、過去作のキャラクターもランダムで登場する[7]。ミニライブは第3世代『キラッとプリ☆チャン』までと同様にボタンのみを使用したリズムゲームとなり、楽曲はゲーム内でランダムで表示される4曲の中から選択できるが、ゲームは1回30秒程度のため楽曲の尺は短い(『ひみつのアイプリ』で用いられている楽曲も一部分のみの使用となる)。

リズムゲームは、画面上に次々と出現する音符に向かって収束する判定枠が音符と重なった時に、音符がピンクなら赤、青なら青のボタンを押すルールとなっている。なお、一部の曲では赤と青の同時押しも登場する。

ゲーム終了後はコーデルーレットが始まり、更に100円を投入する事で提示された9枠の中からランダムでコーデアイテムを一つ入手でき、その後「プリフォト」が印刷される。1回のプレイにつきゲームを最大4回繰り返し、2回目以降のゲームではアイプリひろばにいるアイプリを2人まで入れ替え可能となる[7]。アイプリごとに手に入りやすい「チャンスコーデ」(ルーレットで3枠以上確定)は決まっており、特にアイプリカードをスキャンして呼び出したアイプリはそのカードに書かれているコーデと同じものが指定される(ただし、対象外のカードもある)。なお、チャンスコーデが当たる確率(最大で6枠)はゲーム回数ごとに上昇していくほか、右下のアイプリは高確率で自分と同じブランドのコーデを着用している。

セーブデータの読み取りは『ひみつのアイプリ』同様にマルチスキャナーのみであり、『ワッチャプリマジ!』で導入されていた画面下部のスロットは使用不可になった。

マイキャラ

『プリパラ』以降のシリーズと同様にプレイヤーキャラクターのエディット機能があり、各種のパーツを組み合わせて「マイキャラ」を作成する。

マイキャラのパーツは「フェイス」「ボイス」「はだ」「まえがみ」「うしろがみ」「ヘアカラー」「アイカラー」「メッシュタイプ」「メッシュカラー」「メイク」「ワンポイント」に加え、「ヘアデコ」(ヘアアクセサリー)と「アイプリブレス[注 4]」が追加。また、マイキャラの固有能力およびランク付けとして新たに「ドリーム」が設定され、「シンガー」「ダンサー」「モデル」の3種類が存在する。これらはアイプリカードのタイプと紐づけられており、シンガーは「うた」、ダンサーは「ダンス」、モデルは「ファッション」に対応する。

『ワッチャプリマジ!』とは異なりフェイスとボイスは一度選ぶと変更できないが、その他のパーツとドリームは随時変更できる[7]

『ひみつのアイプリ』でも使用可能であり、予め『アイプリバース』で編集したセーブデータを読み込み、アイプリカードを置いた直後に緑色のボタンを押すと使用できる。

本作におけるボイスパターンは以下の通りで[9]、前作『ワッチャプリマジ!』で採用されていた4パターンに加えて、前作に登場したキャラクターを元にした「ゆうが」と「かわいい」の2パターンが新規に追加された。一部のタイプは固有の言葉遣いを持っている。

テレビアニメ

2024年4月7日よりテレビ東京系列6局ほかにて放送されている[4]。前作『ワッチャプリマジ!』の放送終了から1年半のブランクを経てのシリーズ再開に当たって制作体制に大幅な変更があり、第1作『プリティーリズム・オーロラドリーム』から前作『ワッチャプリマジ!』まで制作して来たタツノコプロに代わってOLM韓国同友アニメーション(Dongwoo A&E)の共同制作となる[1][注 11]。 スタッフ面ではシリーズ初の2人監督体制が敷かれたのを始め[注 12]、前作までの全シリーズ作品で共通だった音響監督を含めて一新されている[注 11]。製作委員会に関しても新たに京楽産業ホールディングスがOLMと共に参加し、タカラトミーが玩具・コスメなどの関連商品を発売する関係上『オーロラドリーム』以来に復帰している。音楽制作は過去シリーズに引き続きエイベックス・ピクチャーズが担当する。 ストーリー面ではシリーズ史上初めての「開始と同時にダブル主人公」体制となる[10][注 13]。青空ひまり役の藤寺美徳は、2021年にシリーズ10周年を記念して開催された「NEXT声優アーティストオーディション」のグランプリ受賞者で、前作『プリマジ』の御芽河あうる役でデビューし、シリーズ出演2作目にしてアニメ初主演となった。藤寺以外にも過去シリーズに出演したキャストが多数起用されている。 通常シーンが2D作画、ライブシーンが3DCGでの制作となるのは過去シリーズと同様である。

スタッフ

主題歌

「ぜんりょくじょしかくめい!」[4]
P丸様。によるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAira(Dream Monster)。
「ひみつだけどね」
青空ひまり(藤寺美徳)、星川みつき(平塚紗依)によるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は森いづみ

挿入歌

曲名 作詞 作曲 編曲 使用話数 補足
シークレット・ドリーム 松井洋平 本多友紀Arte Refact 大熊淳生(Arte Refact) 星川みつき(平塚紗依 1 - 3
P.O.P.P.Y Nika Lenz(Arte Refact) 青空ひまり(藤寺美徳 1 - 3
GIRA GIRA STAR mekakushe.笹川真生 笹川真生 真実夜チィ(大地葉 2

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ作画監督総作画監督初放送日
第1話ひまりのアイプリデビュー! 市川十億衛門山口健太郎
  • Kang Boo Young
  • Kim Min Ja
  • Song Seung Taik
  • Yang Ji Hye
  • Kim Jong Suk
  • Seo Ji Ae
  • Jeon Byung Gon
  • Jo Yoon Sung
  • Choi Kyung Won
  • Choi Run Ok
  • Choi Jung Hwan
Cha Sang Hoon2024年
4月7日
第2話みつきのひみつの約束 藤咲淳一4月14日
第3話生徒会のひみつのレッスン 鈴森ゆみ大宙征基4月21日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[11]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域[12] 備考
2024年4月7日 - 日曜 10:00 - 10:30 テレビ東京系列全6局 北海道関東広域圏愛知県
大阪府岡山県・香川県福岡県
字幕放送
2024年4月22日 - 月曜 17:00 - 17:30 テレビ和歌山 和歌山県
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[11]
配信開始日 配信時間 配信サイト 備考
2024年4月7日 日曜 10:30 更新
地上波放送終了直後に独占先行見放題配信。
2024年4月9日 火曜 17:00 以降 更新
火曜 21:00 - 21:30[13]
2024年4月10日 水曜 12:00 更新
  • YouTube(アイプリちゅ〜ぶ|タカラトミーチャンネル|ちゃおチャンネル)
1・2話は常設、3話以降は1週間限定無料。
日本国外
スペインJonu Mediaスペイン語版がライセンスを取得し“El Secreto de AiPri”の表題で配信を行っている[14]
テレビ東京系列 日曜 10:00 - 10:30
前番組 番組名 次番組
プラモnoハナシ
(2024年3月3日 - 3月24日)
  • ※同番組のみトーク番組。
ひみつのアイプリ
(2024年4月7日 - )
-

漫画

前作『ワッチャプリマジ!』までと異なり、小学館『ちゃお』本誌ではなくウェブコミック配信サイト『ちゃおプラス』にフルカラーの4コマ漫画として連載される[15]。作画はみたうで、4月8日から毎週月曜日午前0時に更新[15]

イベント

バズリウムトラック点灯式
2024年4月5日から7日にかけて、東京都豊島区の中池袋公園(アニメイト池袋本店前)においてゲーム・アニメの宣伝装飾を施したデコトラバズリウムトラック」を駐車するプロモーション活動が行われた[16]。5日夕方には主演の藤寺美徳と平塚紗依[注 14]超ときめき♡宣伝部の3名(辻野かなみ杏ジュリア菅田愛貴)が出演するトラックの装飾点灯式を実施した[17]

脚注

注釈

  1. ^ 過去にはゲーム部門をタカラトミーアーツへ移管する以前の『オーロラドリーム』および、第2世代の『プリパラ』では第2期のみ玩具の発売元がタカラトミー本体であった。
  2. ^ a b そのためミーが本名への改名を宣言するまでミーの台詞はみつきの台詞であることを表す青い字幕になっていないという演出がされている。
  3. ^ 名前が明かされるまでは「謎の少女」として扱われており、キャストクレジットも同名義。
  4. ^ ここで設定したアイプリブレスの色によって、そのマイキャラのアイムゥの種類が決まる。
  5. ^ アイドルタイムプリパラ』:ガァララ・ス・リープ役。
  6. ^ 『プリパラ』:太陽ペッパー役、『キラッとプリ☆チャン』:キラッCHU役。
  7. ^ アイドルランドプリパラ』:香田澄あまり役。
  8. ^ プリティーリズム・ディアマイフューチャー』:大瑠璃あやみ役、『プリティーリズム・レインボーライブ』:りんね役。
  9. ^ プリティーリズム・レインボーライブ』:福原あん役、『プリパラ』:南みれぃ役、『キラッとプリ☆チャン』:赤城あんな役、『ワッチャプリマジ!スタジオ』:ひめめ役。
  10. ^ 『ワッチャプリマジ!』:甘瓜みるき役。
  11. ^ a b なおタツノコプロは「ダンスモーション協力」でクレジットされており、前作までの全シリーズでCGディレクターを務めた乙部善弘が引き続き参加している。
  12. ^ 『オーロラドリーム』(第4クールのみ)・『アイドルタイムプリパラ』で副監督が置かれたり、前作『プリマジ』で総監督と監督の2人体制だった事はあるが、対等に監督が2人置かれるのは本作が初。
  13. ^ 過去のシリーズでは『アイドルタイム』において『プリパラ』第1期から3期における既存主人公の真中らぁらと、追加主人公として新たに登場した夢川ゆいがダブル主人公だった前例がある。
  14. ^ 平塚の出演予定は無かったが、急遽参加した。

出典

  1. ^ a b c d e f g ばしょう (2024年1月26日). “カードでリズムゲームが楽しめるアーケードゲーム「ひみつのアイプリ」と,マイキャラ特化の「アイプリバース」,4月4日から順次稼動”. 4Gamer.net (Aetas). https://www.4gamer.net/games/770/G077046/20240126052/ 2024年1月27日閲覧。 
  2. ^ “齊藤なぎさ、“秘密の好物”明かす「刺激が大好き」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2024年1月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2311973/full/ 2024年1月27日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l “プリティーシリーズ新作「ひみつのアイプリ」4月開始、藤寺美徳&平塚紗依がW主人公”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年1月26日). https://natalie.mu/comic/news/558542 2024年1月27日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k “プリティーシリーズ最新作アニメ『ひみつのアイプリ』4月7日より放送開始! OP主題歌はP丸様。さんが担当&久保ユリカ、伊藤かな恵さんら追加声優・キャラクター情報が解禁”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2024年2月21日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1708494982 2024年2月22日閲覧。 
  5. ^ 第3話
  6. ^ アニメ「ひみつのアイプリ」公式の2024年4月8日のツイート2024年4月8日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 「アイプリバース」で育てたマイキャラと「ひみつのアイプリ」でも遊べる。先行試遊レポートをお届け”. 4gamers.net (2024年3月14日). 2024年4月4日閲覧。
  8. ^ a b c “2024年4月よりプリティーシリーズの新コンテンツ『ひみつのアイプリ』が始動! アニメ放送に合わせてAMゲーム、玩具がそれぞれ始動”. gamebiz (ゲームビズ). (2024年1月26日). https://gamebiz.jp/news/380917 2024年1月27日閲覧。 
  9. ^ T_ARTS_PRETTYの2024年3月14日のツイート2024年3月16日閲覧。
  10. ^ “ひみつのアイプリ:藤寺美徳、平塚紗依がW主人公の声優に ライブで“バズリウムチェンジ”目指す!”. MANTANWEB (MANTAN). (2024年1月26日). https://mantan-web.jp/article/20240126dog00m200047000c.html 2024年1月27日閲覧。 
  11. ^ a b 放送・配信情報”. 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト. タカラトミーアーツ. 2024年2月21日閲覧。
  12. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  13. ^ ひみつのアイプリ”. Nアニメ. ドワンゴ. 2024年4月7日閲覧。
  14. ^ Tsukino1980 (2024年4月6日). “Himitsu No AiPri (El secreto de AiPri), nueva licencia de simulcast de Jonu Media en Jonu Play”. MISION Tokyo (Fuel Themes). http://misiontokyo.com/noticias/himitsu-no-aipri-el-secreto-de-aipri-nueva-licencia-de-simulcast-de-jonu-media-en-jonu-play 2024年4月9日閲覧。 
  15. ^ a b “「ひみつのアイプリ」久保ユリカら新キャスト発表 伊藤かな恵演じるめが姉ぇも登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年2月21日). https://natalie.mu/comic/news/561980 2022年2月22日閲覧。 
  16. ^ “キラキラの“バズリウムトラック”が池袋に! 中からアイドル登場、そして点灯”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年4月6日). https://natalie.mu/comic/news/568260 2024年4月7日閲覧。 
  17. ^ “『ひみつのアイプリ』藤寺美徳&平塚紗依、放送開始直前に思い「ゲームもアニメも楽しんでいただけたら」”. オリコンニュース (ORICON ME). (2024年4月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2321594/full/ 2024年4月7日閲覧。 

関連項目

外部リンク

ポータルサイト
アニメ関連
公式SNS