のと鉄道NT800形気動車

のと鉄道NT800形気動車
NT800形気動車
基本情報
製造数 2両
廃車 2005年
主要諸元
編成 2両編成
車両定員 40(座)(801)
36(座)(802)
自重 27.5t(801)
27.6t(802)
全長 16,500 mm
全幅 2,827 mm
全高 3,940 mm
台車 インダイレクトマウント空気バネ台車
FU34DD・FU34DT
機関出力 250PS (PE6HT03)×1 / 両
駆動方式 液体式
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のと鉄道NT800形気動車(のとてつどうNT800がたきどうしゃ)は、のと鉄道に在籍した急行形気動車である。

概要[編集]

1988年能登線転換時に、急行のと恋路号」用として富士重工業で2両新製されたパノラマ気動車で、ディーゼルエンジンNT100形と同じくUDトラックス(旧:日産ディーゼル)製である。室内は床面より15cm高いハイデッカー仕様で、側窓にカーブドガラスを用い、車内デッキ寄りには海側に面してソファを配し、デッキ部には自動販売機(801)、トイレ(802)、サービスカウンター(802)を備えるなどハイグレードな車内設備を備えた。1編成2両しかないため、検査入場で運用から外れた際には「のと恋路号」はNT100形2両編成で運用された。

「のと恋路号」が2002年10月に廃止されたため定期運用を失い、団体列車用に用途変更されたが2003年7月18日休車となり、能登線の廃線に伴って2005年4月1日付で廃車となった。廃車後しばらくは七尾線能登中島駅の旧3番線に静態保存されていたが、2010年10月以降に穴水駅0番線に移され、NT100形127と共に保存されている[1]

能登中島駅に静態保存されていた当時のNT800形気動車

脚注[編集]

  1. ^ 【のと鉄道】穴水駅における保存車輌の現況 - 鉄道ホビダスRMニュース、2011年6月13日

参考文献[編集]

外部リンク[編集]