ながら池

ながら池
所在地 富山県上市町浅生
位置
ながら池の位置(日本内)
ながら池
北緯36度38分26.10秒 東経137度25分4.34秒 / 北緯36.6405833度 東経137.4178722度 / 36.6405833; 137.4178722座標: 北緯36度38分26.10秒 東経137度25分4.34秒 / 北緯36.6405833度 東経137.4178722度 / 36.6405833; 137.4178722
面積 - km2
周囲長 - km
最大水深 0.7 m
平均水深 - m
水面の標高 668 m
成因 諸説あり
淡水・汽水 淡水
湖沼型 諸説あり
透明度 - m
プロジェクト 地形
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ながら池(ながらいけ)は、富山県上市町に位置する。周囲の3つの池の中で最大の面積を持つ。その成因には諸説ある。

特徴[編集]

白岩川の支流である大岩川流域の、高峰山中腹に位置している。

この池の周囲には釜池つぶら池がある他、無数の窪地が存在する。窪地内部は湿地化しており、降水時には池のようになるものもある。

この池は釜池より大きいが、池全体が湿地になっており、池の中心には湧水が流れている。

成因[編集]

黑崎史平らの調査によると、ここらの地層は高峰山火山が岩稲層により噴出したものであり、ながら池の成因は高峰山の「爆裂火口」であるとしている[1]

一方で、藤囲会の「富山地学紀行」での記述によると、この池の周囲の地区で地滑り地形が多く見られることから、ながら池は地滑りによる「堰止湖」であるとしている。

生態[編集]

湿地内の生態はミズゴケのマットの上に、ハイイヌツゲ、ミヤコイバラ、クロウメモドキなど低木が大半を占める。他にはハンゴンソウやミズバショウシラスゲ、カキラン、トンボソウ、ドクゼリ、タニヘゴなどが混ざって生えている。また、富山県唯一のハシリドコロ自生地である。

アクセス[編集]

  • 西種の高峰山登山口から徒歩20分程度。

参考文献[編集]

  • 『富山県の地名』平凡社 1994年
  • 『富山地学紀行』 桂書房

脚注[編集]

  1. ^ 黒崎史平, 里見信生「富山県大岩川流域の植物地理学的研究」『金沢大学理学部付属植物園年報』第1巻、金沢大学理学部付属植物園、1968年3月、14-46頁、ISSN 0914-7888NAID 120003534659 

関連項目[編集]