だからその手を離して

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だからその手を離して
B'zシングル
初出アルバム『B'z
B面 ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜
リリース
規格
録音
ジャンル
時間
レーベル BMGビクター
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 中島正雄
B'z シングル 年表
  • だからその手を離して
  • (1988年)
B'z 収録曲
だからその手を離して
(1)
Half Tone Lady
(2)
Half Tone Lady
(2)
ハートも濡れるナンバー
〜stay tonight〜

(3)
ゆうべのCrying
〜This is my truth〜
(4)
ミュージック・ビデオ(short ver.)
「だからその手を離して」 - YouTube
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だからその手を離して」(だからそのてをはなして)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。1988年9月21日にBMGビクターからデビューシングルとして発売された。

概要[編集]

デビューアルバム『B'z』と同時リリースされた[1]。B'zのシングルでは唯一、アナログ盤も発売された。

当時、2曲目は「2nd beat」という言い方はされず、普通にカップリングと言った。2nd beatと言う呼称は4thシングル『BE THERE』から使われることになる。当時はほとんど無名だったこともあり、オリコン集計でもカウントされないほど売れなかった。

2人の英語クレジットは、3rdミニ・アルバム『MARS』まで松本が"TAKAHIRO MATSUMOTO ON GUITAR"、稲葉が"KOHSHI INABA ON VOCAL"だった。後に担当パート表記のみが小文字になるが、パート表記の頭文字は大文字である。

表ジャケットの上半分の写真は、デビューアルバム『B'z』からの流用である[2]。裏ジャケットの写真はアルバムの裏ジャケットとは異なり、アルバムの歌詞カードの裏面[注釈 1]にあたる部分の写真を流用したものである。

収録曲[編集]

8cmCD
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 明石昌夫
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「だからその手を離して」稲葉浩志松本孝弘
2.「ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜」稲葉浩志松本孝弘
合計時間:

楽曲解説[編集]

  1. だからその手を離して
    軽くダンサブルなデジタルビートが主体で、ギターボーカル以外はすべて打ち込みで出来上がっている。
    松本のギターはかなり奥の方で聞こえ、後の作品と比べかなりおとなしいミックスになっている。また、稲葉の声がかなり硬く軽い。
    PV撮影はジャケット撮影と同時に行われ[3]、ジャケットに使用された白いマネキンや本作と1stアルバム『B'z』のジャケットで着ている衣装で映るシーンもある。また、一部シーンは千葉県九十九里浜で撮影され、台風接近の悪天候の中で行われた[4][3]
    2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay1でオープニングナンバーを飾った[5][6]
  2. ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜
    1曲目同様、打ち込み主体の曲。松本と稲葉の持つブルース色が随所ににじみ出ている作品である。

バージョン違い[編集]

だからその手を離して[編集]

  • DA・KA・RA・SO・NO・TE・O・HA・NA・SHI・TE -OFF THE LOCK STYLE-
    全英詞バージョン。デジタルダンスビート色がさらに強調され、演奏時間は7分を超える。ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』と非公式ベスト・アルバム『Flash Back -B'z Early Special Titles-』に収録。
  • だからその手を離して -Mixture Style-
    再録バージョンで、原曲とは異なりハードロック調となっている[7]。27thシングル『今夜月の見える丘に』とマスト・アルバム『B'z The "Mixture"』に収録。

ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜 [編集]

  • STAY TONIGHT
    B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"』、『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』で演奏されたバージョン。音源化はされていないが、『LIVE RIPPER』に映像の一部が収録されている。このバージョンのタイトルは同作の収録曲目に記載されたもの。このアレンジが後述の「SLAVE TO THE NIGHT」の原型となっている。
  • SLAVE TO THE NIGHT
    7thアルバム『The 7th Blues』に収録された全英詞バージョン。歌詞が英語になり、上記の「STAY TONIGHT」を基に更にアレンジが加えられている。タイトルや曲構成ごと大幅に変更された、B'zの中でも非常に珍しい楽曲である。

参加ミュージシャン[編集]

収録アルバム[編集]

だからその手を離して

ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜

  • B'z
  • The 7th Blues(全英詞バージョン「SLAVE TO THE NIGHT」)
  • DEVIL(全英詞バージョン「SLAVE TO THE NIGHT」)

ライブ映像作品[編集]

だからその手を離して

ハートも濡れるナンバー 〜stay tonight〜

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 折り畳まれた状態においてジャケットを表面とした場合の裏面。

出典[編集]

  1. ^ “B'z、30年間の歩み&功績を紹介する特設ページがオープン”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2018年9月21日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/68010/2 2020年5月8日閲覧。 
  2. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、135頁。 
  3. ^ a b 『be with!』第79巻、B'z Party、2008年10月。 
  4. ^ 青木優『B'z The Best XXV 1988-1998』(MUSIC VIDEOのライナーノーツ(初回限定盤に付属))VERMILLION RECORDS、2013年。 
  5. ^ “ヒット曲連発のB'z無観客ライブ「5 ERAS」開幕!ファンへの感謝と仲間との絆を伝える”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年11月2日). https://natalie.mu/music/news/403133 2020年11月3日閲覧。 
  6. ^ “【レポート】B'z、5週連続無観客配信ライブ<-5 ERAS 8820- Day1>に大いなる感動「みなさんの胸に届くように」”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年11月2日). https://www.barks.jp/news/?id=1000191657 2020年11月3日閲覧。 
  7. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、234頁。