たたきごぼう

たたきごぼう

たたきごぼうゴボウを用いた日本の料理近畿地方を中心に、正月料理としても作られる[1]

概要[編集]

ゴボウの皮をこそぎ、太いものは2 - 4つに割って4 - 5cmの長さに切る。水にさらしてあくを抜き、を入れた熱湯でさっとゆでる[2]。ゆでる前または後に包丁の峰などでたたき、繊維を砕いて軟らかくする[2][3]。味付けは甘酢、ごま酢、醤油煮、くるみ和えなど様々である[3][2][4]

東北地方から近畿地方にかけての広い地域で作られている[2][4]。近畿地方においては神饌のゴボウ料理が発展し、正月料理になったものと見られる[1]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 冨岡典子「日本におけるごぼうを食材とした料理の地域的分布と食文化 : 神饌を通してみる伝承料理の成立と展開 (第2報)」『日本家政学会誌』第52巻第6号、日本家政学会、2001年、511-521頁、doi:10.11428/jhej1987.52.511NAID 110003169156 
  • 「日本の食生活全集兵庫」編集委員会 編『聞き書き兵庫の食事 日本の食生活全集28』農山漁村文化協会、1992年。ISBN 454091006XNCID BN07091134 
  • 「日本の食生活全集滋賀」編集委員会 編『聞き書き滋賀の食事 日本の食生活全集25』農山漁村文化協会、1991年。ISBN 4540910019NCID BN06398255 
  • 「日本の食生活全集山形」編集委員会 編『聞き書き山形の食事 日本の食生活全集6』農山漁村文化協会、1988年。ISBN 4540880446NCID BN02654943