がらんどう

マルカツデパート3Fのがらんどうの様子

がらんどうとは、広々としてがらんとしている状態のこと[1]。家や部屋、器などの中に何もないこと[1]。また、そのさま[1]

語源[編集]

京都宇治の万福寺の伽藍堂[2]
画像外部リンク
伽藍堂内の画像

もともと伽藍神を祭る「伽藍堂」が語源といわれる。「伽藍堂のように広々とした部屋」などといわれた事から、そのように言われるようになった。

備考[編集]

樹洞
  • また、木の洞(きのうろ)のことも表す。樹皮がはがれて木のなかが腐るなどして隙間が開き、できた洞窟状の空間で、大きなものを指して言う。
  • 環境的な空虚感を表現する際、若しくは寂寥に満ちた心象風景を表す時に使用する事もある。

用例[編集]

  • 此処は人っこ一人居ない、がらんどうだ。
  • 心が虚しい、がらんどうの様だ。

出典[編集]

  1. ^ a b c 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “がらんどうとは”. コトバンク. 2022年6月15日閲覧。
  2. ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “伽藍堂とは”. コトバンク. 2022年6月15日閲覧。

関連項目[編集]