えりも丸 (2代)

えりも丸 (2代)
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1987-2002)
パナマの旗 パナマ(2002-2004)
日本の旗 日本(2004-2007)
パナマの旗 パナマ(2007-)
所有者 日本の旗日本沿海フェリー/ブルーハイウェイライン(1987-2001)
商船三井フェリー(2001-2002)
日本の旗ハヤシマリンカンパニー(2002-2004)
日本の旗シャトル・ハイウェイライン(2004-2007)
大韓民国の旗Weidong Ferry(2007-2009)
香港の旗Great Dragon Shipping(2009-)
運用者 日本の旗日本沿海フェリー/ブルーハイウェイライン(1987-2001)
商船三井フェリー(2001-2002)
日本の旗シャトル・ハイウェイライン(2004-2007)
大韓民国の旗Weidong Ferry(2007-2009)
香港の旗Great Dragon Shipping(2009-2011)
大韓民国の旗大龍海運(2011-)
建造所 石川島播磨重工業 東京第一工場[1]
母港 東京(1987-2002)
横須賀(2004-2007)
IMO番号 8806840
改名 さんふらわあ えりも(1990-2002)
Ferry Cosmo 5(2002-2004)
しゃとる よこすか(2004-2007)
New Golden Bridge IV(2008-2009)
YONG XIA(2009-)
経歴
起工 1988年
進水 1988年10月25日[1]
竣工 1989年
就航 1989年3月29日[1]
運航終了 2002年6月2日
要目
総トン数 11,272トン[1]
載貨重量 5,729トン[1]
全長 178.0 m[1]
型幅 25.0 m[1]
深さ 9.5m
喫水 4.596m[1]
満載喫水 6.520m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 IHI 9PC40L×2
推進器 4翼可変ピッチ型×2(ハイスキュード型)
最大出力 29,700馬力
定格出力 25,240馬力
最大速力 23.75ノット[1]
航海速力 20.0ノット[1]
旅客定員 634名[1]
乗組員 50名[1]
車両搭載数 8.5mトラック175台 4.5m乗用車105台 [1]
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えりも丸は、日本沿海フェリーが運航していたフェリー。本項目では、1989年に就航した2代目を取り扱う。

概要[編集]

石川島播磨重工業東京第一工場で建造され、1989年に東京 - 苫小牧航路に就航した。1990年、ブルーハイウェイラインへの社名変更に伴う船名の「さんふらわあ」ブランドへの統一によりさんふらわあ えりもに船名を変更、主に午前出港の「朝便」に使用された。

1997年大阪南港 - 志布志航路に転配されたが、1999年4月からは苫小牧 - 大洗航路に転配され、ふたたび北海道航路へ就航した。

2001年、苫小牧 - 大洗航路の移管により商船三井フェリーに継承された。2002年6月の苫小牧 - 大洗航路の東日本フェリーとの共同運航化によるばるな (3代)へすていあの同航路への転配により準同型船さんふらわあ おおあらい(旧・おおあらい丸)とともに引退した。

その後は長崎市のハヤシマリンカンパニーに売却され、Ferry Cosmo 5となり、長崎湾で係船された。2004年にはシャトル・ハイウェイラインしゃとる よこすかとなり、横須賀港 - 大分港航路に就航したが、2007年に運航停止となった[2]

その後、韓国のウェイドンフェリーに売却され、New Golden Bridge IVとなった。2009年には香港のGreat Dragon Shippingに売却され、YONG XIAとなり、就航している。The ship was sold for scrap in 2019 as YX Gold.

船内[編集]

Aデッキ
  • 特等客室(12室)
  • A寝台(14室 後に1等客室に変更)
  • レストラン
  • ホール
  • バーコーナー
  • 展望ラウンジ
  • シャワー室
Bデッキ
  • A寝台(30室 後に1等客室に変更)
  • B寝台(20室 後に2等寝台に変更)
  • 2等客室(8室)
  • ドライバーズルーム(2室)
  • エントランスホール
  • 案内所
  • 売店
  • オーガナイザーズオフィス
  • 展望浴場
  • ドライバーズ浴場
  • ゲームルーム
  • 麻雀室
  • コインランドリー

事故・インシデント[編集]

  • 1991年7月21日、3時16分頃、苫小牧港へ向けて航海中に千葉県野島崎沖で貨物船・恵寿丸と衝突しさんふらわあえりもは右舷中央部外板にき裂を伴う凹傷、恵寿丸は船首及び球状船首部を圧壊した。事故原因は両船のもやによる視界制限状態における運航が適切でなかったとされた[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 貨物営業案内 フェリー部門主要目”. ブルーハイウェイライン. 2016年2月19日閲覧。(Internet Archive)
  2. ^ Vol.12 虹からひまわりへ#3 日本海に現れなかった「さんふらわあ」 - カジュアルクルーズさんふらわあ(商船三井)
  3. ^ 平成3年横審第102号旅客船 さんふらわあえりも貨物船恵寿丸衝突事件” (PDF). 横浜地方海難審判庁 (1992年3月12日). 2019年6月28日閲覧。

外部リンク[編集]