| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "いろごのみ" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2017年9月) |
いろごのみは、日本人の心性をあらわす用語・概念の一。近代では折口信夫によってつよく提唱され、その思想体系のなかで重要な位置を占めるものとして扱われた。
いろごのみは単なる好色とは異り、複数の優れた女を妻妾とすることのできる男の能力や魅力、またそれにまつわる風流・風雅を指すものであり、「すき(数寄)」「みやび」「やまとごころ」などと同義ととらえることもできる。このような考えかたの根底には、優れた女を得ることが、女の巫女としての霊力を得ることと同義であり、男はそうした女の宗教的霊力によって政治的な王たりうる、という古代信仰の名残がある、と折口は述べている。