あー夏休み

あー夏休み
TUBEシングル
初出アルバム『N・A・T・S・U
B面 AQUARIAN GIRL
リリース
規格 8センチCD
シングルカセット
CDV
ジャンル J-POP
時間
レーベル CBS/SONY RECORDS
作詞・作曲 作詞:前田亘輝
作曲:春畑道哉・前田亘輝
プロデュース 長戸大幸
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間10位(オリコン
  • 1990年6月度月間12位(オリコン)
  • 1990年7月度月間18位(オリコン)
  • 1990年度年間48位(オリコン)
  • 登場回数23回(オリコン)
  • TUBE シングル 年表
    Stories
    1989年
    あー夏休み
    (1990年)
    湘南My Love
    1991年
    収録アルバムN・A・T・S・U
    MADE IN SUMMER
    (4)
    あー夏休み
    (5)
    BEAUTIFUL WORLD
    (6)
    テンプレートを表示

    あー夏休み」(あーなつやすみ)はTUBEの楽曲で11枚目のシングル1990年5月21日に発売された。規格品番:8センチCD(CSDL3104)CT(CSSL3104)CDV(CSFM7022)。

    同年6月21日には「あー夏休み オリジナル・カラオケ」CD(CSDL3127)を発売[注 1]

    「あー夏休み」は、JTSomeTime LIGHTS」のCMソングで累計売上は約20万枚を記録。ジャケットは、オーストラリアの画家、ケン・ドーンのイラストが使用された。

    2013年7月には、1992年のライヴ映像を元にリクルートホットペーパーグルメのCMソングに使用された。

    2021年7月には、前田亘輝が出演するサントリーフーズGREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」CMソングに採用された。CMでは、前田が「晴れ空マエダくん」役で出演し、オリジナル歌詞(替え歌)を歌唱している[1]

    エピソード[編集]

    1990年のシングル曲制作では、当初3作目のシングル曲「シーズン・イン・ザ・サン」(1986年)、5作目のシングル曲「SUMMER DREAM」(1987年)等を踏襲する流れのシングル曲を予定し、アルバム『N・A・T・S・U』に収録されている「N・A・T・S・U」を第一候補に、「THE SURFIN'IN THE WIND」を第二候補に1990年のシングル曲にする予定であったという[2]。しかし音楽プロデューサー長戸大幸はそれらを全て反対し、長戸自らギターをTUBEの目の前で弾き語りを披露。「このような曲、おまえたち作れないか?」とTUBEに打診する[2]。その長戸の提案にTUBEは納得がいかず反対であった。楽曲制作では前田が「Oh! Summer Holiday」という歌詞を完成させたが、これも長戸に却下される。TUBEに葛藤があったというが、完成した曲は題名を日本語の「あー夏休み」に替えると長戸は一発OKを出したため、前田はやけくそで歌詞をすべて書き直した。すると「衣装は浴衣でいこう」と売り方までも指示された。TUBEは長戸の指示とシングル曲との方向性に納得がいかずに解散を覚悟したという。長戸は吉田拓郎ファンの自分が「拓郎の『夏休み』のイメージを前田に伝え、タイトルも『夏休み』から付けた」と話している[3]。楽曲制作での葛藤に関する話題は、2010年TUBE、「あー夏休み」で解散危機」と題し[要出典]、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)内のトークで当時を振り返った[4]

    2003年snappeas2005年にはS.T.F feat sean&Kimがアルバム『ビキニトランス』でカバー。

    2014年7月に発表された音楽雑誌『CD&DLでーた』内の「夏ソングランキング」で「あー夏休み」が1位を獲得している[5]

    収録曲[編集]

    1. あー夏休み
    2. AQUARIAN GIRL
      • 作曲:春畑道哉

    カセット[編集]

    A面[編集]

    1. あー夏休み
    2. あー夏休み(オリジナル・カラオケ)

    B面[編集]

    1. AQUARIAN GIRL
    2. AQUARIAN GIRL(オリジナル・カラオケ)

    収録アルバム[編集]

    脚注[編集]

    出典[編集]

    1. ^ TUBE・前田亘輝、“GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶”新CMで「あー夏休み」の替え歌を熱唱(THE FIRST TIMES)”. Yahoo!ニュース. 2021年6月30日閲覧。
    2. ^ a b 学習研究社「BLUE MEMORIES TUBE」ISBN 4-05-400354-0 (1994年)
    3. ^ 長戸大幸さん×平澤創[対談]”. フェイス25周年記念Webサイト・スペシャル対談企画 最終回【後編】. フェイス. 2019年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月6日閲覧。
    4. ^ 【エンタがビタミン♪】TUBE「あー夏休み」で解散寸前だった。“ヤケクソ”で書いた曲で覚悟決めていた。Techinsight、2010年07月16日掲載)2014年8月28日閲覧。
    5. ^ 音楽情報誌CD&DLでーた、夏ソングに関するアンケート調査実施(MusicVoice内の写真データ)2014年8月28日閲覧。

    注釈[編集]

    1. ^ カセット版収録のオフヴォーカル版2曲。曲名に「(オリジナル・カラオケ)」が付与。