あべのHoop

あべのHoop
Abeno Hoop
店舗概要
所在地 545-0052
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30
開業日 2000年平成12年)9月1日
施設所有者 近畿日本鉄道
施設管理者 近鉄百貨店
敷地面積 4,275.55 m²
延床面積 18,470.13 m² 
商業施設面積 14,825 m²
店舗数 56店
前身 近鉄百貨店阿倍野店別館
最寄駅 大阪阿部野橋駅
天王寺駅
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あべのHoopの夜景
大阪阿部野橋駅南出口から撮影)

あべのHoop(あべのフープ)は、大阪府大阪市阿倍野区近鉄大阪阿部野橋駅南側にあるファッションビル近鉄百貨店の商業開発本部が運営している。

概要[編集]

現在Hoopが所在する場所には、もともと近鉄百貨店阿倍野店(現在のあべのハルカス近鉄本店)の別館があった。近鉄百貨店はこの地に、従来の阿倍野本店では囲みきれていない世代層を阿倍野地区に誘導するため、新別館を建設することを計画、2000年(平成12年)9月1日に開業した。なお、当ビルの設置者は近畿日本鉄道(近鉄)、運営者は近鉄百貨店[1]である。

館内には、元来阿倍野・天王寺地区には少なかったブランド品を扱うセレクトショップが多く、また関西初進出のショップも多い。バブル経済破綻後、再開発事業が頓挫し、衰退しつつあった阿倍野地区を活性化させる契機となった。第22回大阪都市景観建築賞建築士会長賞を受賞[2]

あべのハルカス開業に伴う措置[編集]

2007年(平成19年)、近鉄百貨店阿倍野店本館を含む阿部野橋ターミナルビルの建て替えを発表。工事は順調に進み、2014年3月7日、あべのハルカスが開業した。近鉄百貨店阿倍野店は「あべのハルカス近鉄本店」と改称した。

建て替えは旧館(現・タワー館)のみであったが、改築期間中に百貨店の売場が半減するため、2008年(平成20年)9月、隣接してあべのandが開業すると、ロフト無印良品等の有力テナントをandに移転させ、近鉄百貨店に入居していたHMVや近鉄ブックセンター、百貨店内のアパレルショップや専門店街「ラ・セレナ」の一部店舗をHoopに移転、近鉄百貨店の売場を補完することになった(その後HMVは、あべのキューズモールの開業に伴って店舗を移転し、あべのHoop店は2011年(平成23年)3月28日で閉店した)。

2012年(平成24年)から2年間、Hoopも大改装を行い、西日本初出店のセレクトショップやスポーツ用品の大型専門店、行列ができる人気のカフェ等、ファッションからグルメまで新規店舗が多数出店した。全56区画中、新規出店が34店、改装店舗が8店となり、全館の7割以上をリニューアルした。同時にあべのハルカス近鉄本店2Fと連絡通路でつながり、南隣のあべのandとともに回遊性が高まった。あべのハルカス改装期間中にHoopに移転して営業していたアパレルショップや「ラ・セレナ」の店舗の一部は、あべのハルカス近鉄本店内の「solaha」に再度移転し営業を続けている。

近鉄百貨店は、あべのハルカス近鉄本店を「モノ・コト・ヒトが出会う街のような場」、Hoopを「新・大人のための自分スタイル編集館」、andを「都市生活素材館」と位置づけ、あべのハルカス近鉄本店を主軸に、2つの専門店ビルとの「3館連携体制」を強化していく。[3]

主なテナント[編集]


過去に出店していたテナント[編集]

アクセス[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ ラ・セレナと異なり、近鉄商業開発や同社と2000年9月1日に合併した京都近鉄百貨店ではなく、旧・近鉄百貨店が運営していた。同社が2001年に京都近鉄百貨店に合併、新会社が近鉄百貨店に改称してこれら施設の運営会社は統一された。
  2. ^ 第22回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2002- (平成14年)”. 大阪都市景観建築賞運営委員会. 2021年2月27日閲覧。
  3. ^ ファッションビル「Hoop(フープ)」約2年間にわたる大規模改装を終え、4月25日(金)に全館リニューアルオープンします” (PDF). 近鉄百貨店NEWS. 近鉄百貨店 (2014年4月18日). 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月9日閲覧。
  4. ^ あべのHoopに西日本初の「マックカフェ」-新世代デザイン採用も あべの経済新聞 2012年8月31日
  5. ^ あべのHoopにパンケーキ専門店「バター」-同店限定メニューも あべの経済新聞 2012年12月12日

外部リンク[編集]

座標: 北緯34度38分42.3秒 東経135度30分49.8秒 / 北緯34.645083度 東経135.513833度 / 34.645083; 135.513833